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J-GLOBAL ID:201502263970607056   整理番号:15A0342377

水稲品種「彩のかがやき」のチョーク質米発生の臨界気温と感受性

Critical air temperature and sensitivity of the incidence of chalky rice kernels for the rice cultivar “Sai-no-kagayaki”
著者 (6件):
資料名:
巻: 203  ページ: 11-16  発行年: 2015年04月15日 
JST資料番号: C0901A  ISSN: 0168-1923  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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主に登熟期の高気温が原因となる高いチョーク質米(CRKs)発生は日本の米作で大きな問題となっている。この問題に加えて地球温暖化は将来CRKs発生を増加させるであろう。本研究の目的は,CRKs発生の基本特性を示す2つのパラメータ,Tcr(CRKsが生じ始める臨界温度)及びSt(Tcr以上の気温での気温変化に対する発生の感度)を定量することである。3群のCRKsに対するこれら2つのパラメータを定量し,5つのCRKsタイプをこれら3群に分類できた。それは,背白と腹白(BAB),基白(BSD),乳白と心白(MAC)の3群である。パラメータを定量するためにまずTcrとStを含む簡単な統計学的モデルを提案した。そして野外実験データを用いて3群のCRKsについてパラメータを統計学的に定量した。本研究で用いたイネ品種は「彩のかがやき」である。得られた結果からBAB,BSD及びMACのTcrはそれぞれ27.28°C,25.13°C及び25.05°Cであった。対応するStの値は10.51%/°C,10.28%/°C及び2.61%/°Cであった。これらの結果からBSD及びMACはBABより2°C低い気温で起こること,BAB及びBSDはMACよりも約4倍気温変化に感受性が高いことが分かった。このようにBSDはTcrが低くかつ気温変化に対する感受性が高かった。これらの特性は過去及び現在においてBSDのCRKs測定値が高かったことを説明することができる。定量したパラメータを含む提案したモデルを用いてのCRKs発生の推定から,地球温暖化条件でのより温暖な将来の初期ステージでもBSDの指数は他のタイプより高い値を保ち続けることを示した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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穀類とその製品一般  ,  食品の品質 

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