抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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江戸時代の「東国旅行談」に記された下北半島恐山噴火の記述の真偽について検討した。この記事は,産業技術総合研究所のデータベース,日本火山学会のカタログ及び気象庁の「活火山総覧」のいずれにおいても噴火としては認められておらず,村山(1978)のみに採用されている。同書の内容は,聞き書きが多く,著者が恐山を実際に訪れたかどうかが定かでない。仮に実見談だとしても,その書きぶりからは大規模な噴火と認めがたい。山火事の誤認とも考え難く,結論としては,小規模な水蒸気噴火あるいは噴気であった可能性が高い。