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J-GLOBAL ID:201502264542028129   整理番号:15A0760914

黒豆に由来するシアニジン-3-グルコシドは,前脂肪細胞の小型インスリン感受性脂肪細胞への分化の誘導を介して,2型糖尿病を改善する

Cyanidin-3-glucoside derived from black soybeans ameliorate type 2 diabetes through the induction of differentiation of preadipocytes into smaller and insulin-sensitive adipocytes
著者 (8件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 860-867  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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黒豆は抗糖尿病効果を有すると報告されている健康食品である。糖尿病の発症は,脂肪細胞分化と密接に関連しているが,現時点では,黒豆が脂肪細胞分化に及ぼす影響は不明である。本稿では黒豆およびそのアントシアニンであるシアニジン-3-グルコシド(Cy3G)が脂肪細胞分化に及ぼす抗糖尿病効果を検討した。経口投与した黒豆種皮抽出物(BSSCE)は,白色脂肪組織(WAT)中の脂肪細胞サイズの減少を伴って,db/dbマウスの体重およびWAT重量を減少させた。さらに,BSSCEおよびCy3Gで処理した3T3-L1細胞は,小型脂肪細胞へ分化することが観察され,これは,PPARγおよびC/EBPα遺伝子発現の増加,アディポネクチン分泌の増加,腫瘍壊死因子-α分泌の減少,インスリンシグナル伝達の活性化,およびグルコース取り込みの増加と相関した。また,Cy3Gで処理した3T3-L1脂肪細胞培養物から得て,順化培地で培養したC2C12筋管は,PGC-1α,SIRT1およびUCP-3遺伝子発現が有意に増加した。本稿では,BSSCEだけでなく,その活性化合物Cy3Gも,脂肪細胞分化を促進することによって,db/dbマウスに対して抗糖尿病効果を示すことを報告する。この見解は,3T3-L1前脂肪細胞の小型インスリン感受性脂肪細胞への分化を誘導するBSSCEおよびCy3Gによって裏付けられ,それは,骨格筋代謝の活性化を誘導した。これは,Cy3Gが脂肪細胞分化に及ぼす調節効果に関する初報告である。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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野菜とその加工品  ,  代謝異常・栄養性疾患の治療  ,  糖質の代謝と栄養 
物質索引 (1件):
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