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J-GLOBAL ID:201502264643672576   整理番号:15A0592024

三つの銅サイトでのリン酸モノエステルの加水分解 近接して集合した三つの金属活性サイトの利点と欠点

Phosphate monoester hydrolysis at tricopper site: The advantage and disadvantage of closely assembled trimetallic active sites
著者 (8件):
資料名:
巻: 403  ページ: 43-51  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: B0605C  ISSN: 1381-1169  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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二種類の三核配位子N(CH2-m-C6H4-CH2tacn)3(L1,tacn=1,4,7-トリアザシクロノナン)及び1,3,5-C6H3(o-C6H4-CH2N(CH2py)2)3(L2,py=ピリジン)を合成し,それらの三核銅錯体[(CuCl)3L1]Cl3(1)及び[(CuCl)3L2]Cl3(2)を4-ニトロフェニルホスファート(NPP)の加水分解に用いる触媒として調べた。構造解析の結果から,L1中の三つの銅(II)イオンは相互に隣接しているが,L2中のそれらはジピコリルアミン(dpa)ユニットの立体障害により隣接した様態に乏しいことが明らかになった。加水分解の結果は,同一の配位子バックボーンにある隣接した金属イオンは基質認識に高いレベルの協力作用を示し,高い初期触媒効率を持つが,三つの銅サイトへの加水分解生成物の無機リン酸塩が結合して主要な不都合をもたらすことを示した。重要なことに,1によるNPPの加水分解により錯体[(CuIICl)3(HPO4)L1](PF6)(3)が単離され,これを単結晶X線回折によりキャラクタリゼーションした。この構造において,三つの銅サイトにおいて三重に架橋したリン酸塩が二つの反対方向に無秩序に存在した。これらの結果を高分解能質量分析による研究と合わせると,NPPは最初に三つの銅サイトに配位結合し,続いて三つの銅面の下側から水分子の攻撃を受けることを示した。この反応モデルは,ピロホスファターゼが三金属活性サイトでの生物学的にリン酸塩を加水分解するとした提案した反応機構を支持した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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その他の触媒  ,  第11族,第12族元素の錯体  ,  加溶媒分解  ,  反応工学,反応速度論 
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