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J-GLOBAL ID:201502264745794609   整理番号:15A0452035

炭素・窒素安定同位体比とメイオベントス相から見た瀬戸内海の底質環境の変遷

Changes in Sediment Environment of Seto Inland Sea Estimated from Carbon and Nitrogen Stable Isotope Ratios and Meiobenthos Communities
著者 (6件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 39-47 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0148A  ISSN: 1881-3690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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瀬戸内海の底質環境の変遷を調べるため,播磨灘,大阪湾,周防灘において堆積物コアを採取し,137Cs法による堆積年代の推定とδ13Cとδ15Nの鉛直分布,および貝形虫・有孔虫群集の種数や個体数等との関係について解析した。播磨灘と大阪湾ではδ13Cの微増とδ15Nの増加,および貝形虫群集の貧酸素耐性種の優占率の増加から,1950年代以降には表層域の植物プランクトンの増殖または底層域での貧酸素水塊の発生が推察された。周防灘のδ13C-δ15N図は非常に狭い範囲に分布し,貝形虫群集の種数は著しく多く多様性に富んでいることから,今日まで底層域に貧酸素水塊は一部の海域を除いて発生していないことが示唆された。本研究の手法は,瀬戸内海の底層域における貧酸素水塊の発生と底生生物に対する影響を明らかにし,瀬戸内海の各海域の富栄養化による汚染の歴史を解明する上で有効な手段であることを示した。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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海洋汚濁  ,  年代測定  ,  地球化学に関する年代測定  ,  古生物学一般 
引用文献 (32件):
  • 1) 真田幸尚,佐藤太,熊田英峰,高田秀重,山本愛,加藤義久,上野隆(1999)放射性核種およびmolecular markerによる東京湾の堆積過程の解明,地球化学,33, 123-138.
  • 2) Albrecht, A., Reiser, R., Luck, A., Stoll, J. A. and Giger, W. (1998) Radiocesium dating of sediments from lakes and reservoirs of different hydrological regimes, Environ. Sci. Technol., 32, 1882-1887.
  • 3) Matsumoto, E. (1975) 210Pb geochronology of sediments from Lake Shinji, Geochem. J., 9, 167-172.
  • 4) 石渡良志,内田邦子,長坂洋光,塚本すみ子(2010)火山灰年代法,210Pbおよび137Cs法による過去200年の榛名湖の堆積速度の推定,地球化学,44, 69-76.
  • 5) 星加章,塩沢孝之,松本英二(1983)播磨灘における堆積速度と重金属汚染,日本海洋学会誌, 39, 82-87.
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