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J-GLOBAL ID：201502265644082701   整理番号：15A0556262

エネルギーハーベスティング用の高導電性ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)/カーボンブラックナノ複合材料の熱電性能の増強

Enhanced thermoelectric performance of highly conductive poly(3,4-ethylenedioxythiophene)/carbon black nanocomposites for energy harvesting

著者 (3件)： JU Hyun (School of Chemical Engineering & Materials Sci., Chung-Ang Univ., Seoul 156-756, KOR) ,  KIM Myeongjin (School of Chemical Engineering & Materials Sci., Chung-Ang Univ., Seoul 156-756, KOR) ,  KIM Jooheon (School of Chemical Engineering & Materials Sci., Chung-Ang Univ., Seoul 156-756, KOR)
資料名： Microelectronic Engineering  (Microelectronic Engineering)
巻： 136  ページ： 8-14  発行年： 2015年03月25日 
JST資料番号： C0406B  ISSN： 0167-9317  CODEN： MIENEF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： パラ-メチルベンゼンスルホン酸塩(p-MeBzs)ドープ高導電性ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)の熱電性能を,カーボンブラックのフィラーを用いて改善できる。熱電ナノ複合材料を化学重合により調製した。重合の前にドデシルベンゼンスルホン酸(DBSA)を導入し,カーボンブラックのミセル形成用の界面活性剤および添加剤として同時に機能させた。走査型電子顕微鏡観察(SEM),透過型電子顕微鏡観察(TEM),そしてFourier変換赤外分光法(FT-IR)を用いてPEDOTで被覆されたカーボンブラックおよびPEDOTのモフォロジーを特徴抽出した。この複合材料の電気伝導率は,カーボンブラックの添加量を0重量%から30重量%に増加させるに従い改善する。引き延ばされた鎖状構造と電子の非局在化の促進によりキャリアのホッピング障壁が低下する。これは電荷キャリア移動度の増加に寄与する。電気伝導率はフィラーの含有量に比例するが,Seebeck係数はほぼ一定であった。熱伝導率の変化が比較的少ないのは,カーボンブラックおよび断熱性を有するPEDOT層のフォノンの散乱効果によると思われる。この複合材料の力率はフィラー含有量10重量%において0.993μW/mK²であり,これは純粋なPEDOTの場合と比べ1.7倍大きくになっており,最大性能指数(ZT)は室温で0.0012であるとわかった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *熱電材料 ,  熱起電力 ,  *カーボンブラック ,  *ポリエチレンジオキシチオフェン ,  ナノ粒子 ,  *ナノ複合材料 ,  エネルギー変換 ,  顕微鏡観察 ,  特徴抽出 ,  ホッピング伝導 ,  ポテンシャル障壁 ,  導電性高分子 ,  スルホン酸 ,  芳香族化合物 ,  コアシェル構造
準シソーラス用語： PEDOT ,  エネルギーハーベスティング

分類 (2件)： 熱電デバイス  (NC03090J) ,  高分子固体の物理的性質  (CG02024U)

物質索引 (1件)： p-メチルベンゼンスルホン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： エネルギーハーベスティング ,  高導電性 ,  カーボンブラック ,  ナノ複合材料 ,  増強