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J-GLOBAL ID：201502265714592168   整理番号：15A0306512

δ-Ag_2/3V₂O₅における陽イオンの秩序化で引き起こされた電荷秩序

Charge Order Induced by Cation Ordern in δ-Ag_2/3V₂O₅

著者 (10件)： BABA Takuyuki (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  YAMAUCHI Touru (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  YAMAZAKI Satoshi (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  UEDA Hiroaki (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  UEDA Hiroaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  ISOBE Masahiko (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  ISOBE Masahiko (Max Planck Inst. Solid State Res., Stuttgart, DEU) ,  MATSUSHITA Yoshitaka (National Inst. Materials Sci., Ibaraki, JPN) ,  UEDA Yutaka (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  UEDA Yutaka (Toyota Physical and Chemical. Res. Inst., Aichi, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 84  号： 2  ページ： 024718.1-024718.7  発行年： 2015年02月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バナジウム青銅のいくつかの化合物が様々な量子現象の場面として大きな関心を引き起こしている。典型的な超伝導効果を示すδ-Ag_2/3V₂O₅における相転移に焦点を当て,バナジウム青銅のδ-フェーズを調査した。本研究では,磁化率と抵抗率の跳びを伴った相転移が,Agイオンの秩序化で引き起こされることを明らかにした。さらに,Agイオンの秩序化がV⁴⁺/V⁵⁺電荷秩序の引き金となることを明らかにした。δ-Ag_2/3V₂O₅の相転移は,陽イオン秩序で引き起こされる新規な電荷秩序現象である。Agイオン秩序のモデルが,X線回折と電子線回折から提案された。V⁴⁺/V⁵⁺電荷秩序モデル化も提案され,スピンギャップ基底状態が電荷秩序モデルに基づいて議論された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 銀化合物 ,  *酸化バナジウム ,  カチオン ,  配向秩序 ,  *超伝導 ,  *相転移 ,  磁化率 ,  電気抵抗率
準シソーラス用語： *五酸化バナジウム ,  *超伝導転移 ,  抵抗率 ,  電荷秩序

分類 (2件)： 酸化物系超伝導体の物性  (BM04023I) ,  超伝導の基礎理論  (BM04010Y)

引用文献 (22件)：

• M. Isobe and Y. Ueda, J. Phys. Soc. Jpn. 65, 1178 (1996).
• T. Ohama, H. Ysuoka, M. Isobe, and Y. Ueda, Phys. Rev. B 59, 3299 (1999).
• K. Ohwada, Y. Fujii, N. Takesue, M. Isobe, Y. Ueda, H. Nakao, Y. Wakabayashi, Y. Murakami, K. Ito, Y. Amemiya, H. Fujihisa, K. Aoki, T. Shobu, Y. Noda, and N. Ikeda, Phys. Rev. Lett. 87, 086402 (2001).
• H. Yamada and Y. Ueda, J. Phys. Soc. Jpn. 68, 2735 (1999).
• T. Yamauchi, Y. Ueda, and N. Môri, Phys. Rev. Lett. 89, 057002 (2002).

タイトルに関連する用語 (3件)： 陽イオン ,  秩序化 ,  電荷秩序