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J-GLOBAL ID：201502265901244661   整理番号：15A0285351

大気腐食評価手法に関する最近の進歩

Evaluation Methods for Atmospheric Corrosion

著者 (1件)： 篠原正 (独立行政法人 物質・材料研究機構)
資料名： 表面科学  (JSSSJ)
巻： 36  号： 1  ページ： 4-11 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： F0940B  ISSN： 0388-5321  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 環境腐食性のモニタリング・評価技術を紹介し,水や付着物の役割を中心に大気腐食の特徴について解説した。大気腐食における水の役割を,化学凝縮,毛管凝縮腐食速度,水膜厚さの関係から述べた。大気腐食の測定法・評価法としてACM(Atmospheric Corrosion Monitor)型腐食センサ,インピーダンス法,ケルビンプローブ,水晶微小天秤法を用いる。大気腐食研究の環境因子として濡れ時間,海塩付着量などがある。直接雨がかりのない環境での腐食挙動,炭素鋼の1か月の腐食量の推定,大気腐食挙動に及ぼす環境因子の影響について述べた。屋外環境での金属材料の腐食挙動,炭素鋼および亜鉛の大気腐食挙動,ステンレス鋼の発銹,マグネシウム合金の大気腐食挙動を暴露試験,促進腐食試験で調べる際には,腐食挙動に影響を与える因子を理解することが必要である。

シソーラス用語： *大気腐食 ,  毛管凝縮 ,  腐食速度 ,  液膜 ,  膜厚 ,  プローブ ,  化学分析 ,  塩 ,  炭素鋼 ,  ステンレス鋼 ,  さび ,  マグネシウム合金 ,  曝露試験 ,  相対湿度 ,  因子 ,  監視 ,  方式 ,  *センサ
準シソーラス用語： Kelvinプローブ ,  海塩 ,  環境因子 ,  水晶微小天秤法 ,  水膜 ,  大気曝露試験 ,  *大気腐食モニタ ,  *評価手法 ,  腐食センサ ,  ACMセンサ

分類 (2件)： 腐食  (WB03030B) ,  建築物の維持・管理  (RB01020X)

引用文献 (32件)：

• 1) N.D. Tomashov: “Atmospheric Corrosion of Metals”, (MacMillan, 1966) p. 367.
• 2) 篠原 正: ふぇらむ 17, 296 (2012).
• 3) 押川 渡,篠原 正,元田慎一: 材料と環境 52, 293 (2003).
• 4) 細矢雄司,篠原 正,押川 渡,元田慎一: 材料と環境 54, 391 (2005).
• 5) 腐食防食協会編: “金属の腐食・防食Q&A—電気化学編—” (丸善,2002) p. 194.

タイトルに関連する用語 (2件)： 大気腐食 ,  評価手法