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J-GLOBAL ID:201502266266244923   整理番号:15A0735163

チタニア表面のアパタイト析出の擬似体液イオン濃度依存性

Dependence of ion concentration in simulated body fluid on apatite precipitation on titania surface
著者 (5件):
資料名:
巻: 347  ページ: 610-618  発行年: 2015年08月30日 
JST資料番号: B0707B  ISSN: 0169-4332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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チタンおよびその合金は,その高い生体適合性から生体材料として使用されている。生体内ではチタニア表面にアパタイトが析出し,生体骨とチタン合金はアパタイト層を介して結合する。擬似体液(SBF)溶液中におけるチタニアへのアパタイトの初期析出挙動を評価し,SBF中の無機イオンの効果を調べた。初期アパタイト析出を評価するためにSPR現象を利用した測定を用いた。SBFチタニア表面に血漿中のものにほぼ等しいイオン濃度を含むSBFを添加し,SPR分布を求め,それから初期アパタイト析出速度が1.14nm/hであることを見出した。また,異なるNa+およびCa2+濃度をもつSBFにおける無機濃度と析出速度の間の関係を測定した。低いNa+濃度をもつSBFではアパタイト析出が生じない一方,Ca2+を含まないSBFの初期アパタイト析出速度は0.32nm/hであった。これらの結果によれば,Ca2+は初期アパタイト析出にはほとんど影響を与えなかった。アパタイト析出の初期反応では,Na+の吸収によりチタン酸ナトリウムが形成された。次に,Na+のCa2+置換により,チタン酸カルシウムが析出した。最後に,Na+,リン酸イオンおよびヒドロキシルイオンが表面に付着し,アパタイトが形成された。従って,アパタイトの初期核生成の律速因子はNa+濃度であった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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その他の無機化合物の結晶成長  ,  医用素材 

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