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J-GLOBAL ID:201502266906835460   整理番号:15A0467284

麻繊維の酵素的改善のための,アルカリによるマクロ構造の膨潤化を利用したアクセシビリティの向上

Improving the accessibility of hemp fibres using caustic to swell the macrostructure for enzymatic enhancement
著者 (3件):
資料名:
巻: 67  ページ: 74-80  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の主目的は,麻繊維の表面特性,熱特性,形態特性に及ぼす,酵素処理前のマーセル化の影響を調べることである。麻繊維を濃度5%(w/v)の水酸化ナトリウムで処理した後,5種類の酵素システム(キシラナーゼ,キシラナーゼ+10%セルラーゼ,ペクチンメチルエステラーゼ,ポリガラクツロナーゼ,ラッカーゼ)で処理した。アルカリ膨潤併用酵素処理の効果を知るための基準としては,Georgeらが報告している酵素単独処理法の結果を用いた。麻繊維の熱特性に対する各処理システムの影響は,熱重量分析法(TGA)を用いて調べた。また,形態変化のモニタリングは,走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて行い,表面の化学成分に及ぼす影響の調査は,X線光電分光法(XPS)を用いて行った。さらに,各処理システムが処理繊維表面の極性に及ぼす影響は,フォーステンションメトリー法(force tensiometry)を用いて調べた。その結果,水酸化ナトリウム処理とヘミセルラーゼ処理を併用すると,酵素単独処理の従来法と比べて,熱特性の改善効果が見られた。SEM観察によると,繊維束の破壊が進み,表面が粗くなることが観察された。本研究の結果から,麻繊維の酵素処理を行う前の,アルカリによる膨潤化処理は,作用機構と化学成分配列を変え,合成材用繊維の熱特性と表面特性を向上させる有効な方法になると考察された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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繊維料作物  ,  生産工程  ,  繊維改質 

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