抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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チタンの陽極酸化によって形成するTiO
2層が光触媒として作用することから多くの研究がなされてきた。より効率的な触媒作用を得るために,可視光への応答を高めるTiO
2層への陽イオンのドーピングが開発されている。この技術では,陽極酸化における電解液中にドーピング源を含ませいる。著者らは,これに対してチタン基材の表面に存在するTiCに着目した実験を実施した。表面にTiCを析出させた純チタンを用い,NH
4OH水溶液中において15,24,45,および80Vの電圧を2分間印加して陽極酸化を実施した。その後,熱処理を実施して光触媒試験用サンプルを調製した。KIを用いた光触媒活性評価ならびに抗カビ,抗菌,ホルムアルデヒド除去およびメチレンブルー分解等の評価試験を実施した。この結果,本手法の陽極酸化Ti板は優れた光触媒活性を有することを明らかにした。