抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プロトン共役電子移動(PCET)は,プロトンと電子が連動して移動する反応であり,生体内での電子伝達経路などにも関与しているとされ,多くの研究がなされている。本研究では,金属錯体を水素結合およびπスタックによって集積化することで電荷移動錯体を構築し,さらに結晶中においてPCETを利用した電気伝導を実現することを目指している。金属錯体では,プロトンの授受は配位子間の水素結合を通して行われ,電子の授受は金属間で行われる。そこで生体内に存在するプリン塩基の類縁体であるデアザプリン骨格を有した新規の配位子を設計し,これを用いた金属錯体の合成を試みた。(著者抄録)