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J-GLOBAL ID：201502270950479570   整理番号：15A0677466

調達仕様書の特性を考慮した品質モデル

著者 (4件)： 中来田秀樹 (ネクストファウンデーション) ,  中来田秀樹 (筑波大 大学院ビジネス科学研究科) ,  津田和彦 (筑波大 大学院ビジネス科学研究科) ,  中谷多哉子 (筑波大 大学院ビジネス科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D(Web)
巻： J98-D  号： 4  ページ： 674-683 (WEB ONLY)  発行年： 2015年04月01日 
JST資料番号： U0473A  ISSN： 1881-0225  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,情報システム調達仕様書(以下,調達仕様書)の品質を向上させるための品質モデルを提案する。政府が行う情報システムの調達において,調達を成功させるためには入札時に最初に参照される調達仕様書の品質を高く保つ必要がある。調達仕様書の品質を高く保つためには,調達仕様書の品質を評価する必要がある。品質を評価するためには,評価基準となる品質モデルが必要である。そこで本論文では,IEEE Std.830-1998の要求仕様書の品質モデルに,調達に必要とする製品の役割,技術の役割,社会の役割という三つの役割を加えた品質モデルを新たに開発した。製品の役割とは,要求仕様書が求める製品としての役割,技術の役割とは,入札を行おうとする企業に対して技術情報を提示する役割,社会の役割とは,政府が社会に対して責任をもたなければならない役割と定義した。この品質モデルを用いた調達仕様書の品質評価実験を行い,提案した品質モデルの有効性を確認した。更に,要求仕様書の品質モデルと比較することで,要求仕様書と調達仕様書の品質特性における差を明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： 情報システム ,  *購買 ,  *仕様書 ,  *ソフトウェア工学 ,  *要求分析 ,  モデル ,  *品質 ,  入札 ,  評価 ,  *評価基準 ,  役割 ,  *品質特性 ,  有効性
準シソーラス用語： 調達 ,  *要求工学 ,  品質モデル ,  品質評価

分類 (2件)： 品質管理一般  (KB04010A) ,  計算機システム開発  (JD02010R)

引用文献 (21件)：

• 中来田秀樹,津田和彦,中谷多哉子,"情報システム調達仕様書の品質モデルの提案,"信学技報,KBSE2010-29,Nov.2010.
• H. Nakakita, K. Tsuda, and T. Nakatani, "An evaluation of a quality model for a high quality procurement specification," Proc. Knowledge-Based Software Engineering - Tenth Joint Conference on Knowledge-Based Software Engineering, vol.240, pp.98-107, Aug. 2012.
• H. Nakakita, K. Tsuda, and T. Nakatani, "An inspection method for procurement specifications with the isps-q model," Proc. 6th International Conference on Project Management (ProMAC2012), vol.6, pp.407-414, Oct. 2012.
• 財務省,"平成25年度一般会計予算(平成25年5月15日成立)の概要,"May 2013.
• IEEE Std. 830-1998, "IEEE recommended practice for software requrements specifications," 1998.

タイトルに関連する用語 (3件)： 調達 ,  仕様書 ,  品質モデル