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J-GLOBAL ID:201502272169656214   整理番号:15A0653986

ケルセチンアグリコンまたはルチンの経口投与後の新生子牛におけるフラボノールケルセチンの生物学的利用能

Bioavailability of the flavonol quercetin in neonatal calves after oral administration of quercetin aglycone or rutin
著者 (7件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 3906-3917  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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フラボノイドなどのポリフェノールは,潜在的な健康促進特性を有する植物の二次代謝産物である。新生子牛で,フラボノイドは健康状態を改善する可能性があるが,フラボノイドが生物学的作用を発揮する全身的な利用可能性は知られていない。本研究の目的は,乳用新生子牛に,ケルセチンアグリコン(QA)またはそのグルコラムノシドルチン(RU)として適用したフラボノールケルセチンの経口的生物学的利用能を調査することであった。21頭の雄のジャーマンホルスタイン新生子牛に生後2および29日目に,QAまたはRUとして9mgのケルセチン等量/体重kg,あるいはケルセチン無し(対照群)を添加した食餌を給与した。飼料の摂取前および摂取後0.5,1,1.5,2,2.5,3,4,5,6,12,24および48時間に血液を採取した。血漿中のフラボノール構造を有するケルセチンおよびケルセチン代謝産物について,蛍光検出を用いたHPLCにより分析した。個々の最大血漿濃度を,それぞれ生後2および29日目の濃度時間曲線から表した。追加の血液試料で,総蛋白質,アルブミン,尿素および乳酸塩の基礎血漿濃度と同様に,食前および食後のグルコース,非エステル化脂肪酸,インスリンおよびコルチゾールの血漿濃度を測定した。ケルセチンおよびその代謝産物の血漿濃度は,生後2日目で29日目よりも有意に高く,QAの投与はRUと比べ,ケルセチンおよびその代謝産物の高い血漿濃度をもたらした。RUからの総フラボノールの相対的生物学的利用能は,QA(100%)と比較して,生後2日目で72.5%,生後29日目で49.6%であった。QA投与子牛は,RU投与子牛よりもはるかに早く総フラボノールの最大血漿濃度に到達した。血漿代謝産物およびホルモンは,QAおよびRU投与にほとんど影響されなかった。総合すると,経口投与したQAは,それぞれ生後2および29日目に,RUと比べて,高いケルセチンの生物学的利用能をもたらし,ケルセチンおよびその代謝産物のケルセチン生物学的利用能は2日齢と29日齢の子牛の間で著しく異なった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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牛  ,  動物の代謝と栄養一般  ,  グリコシド,配糖体 
タイトルに関連する用語 (5件):
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