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J-GLOBAL ID：201502272622660171   整理番号：15A0145265

ポリ塩化ジベンゾ-p-ダイオキシンとコプラナーポリ塩化ビフェニルの哺乳動物チトクロームP450依存性代謝

Mammalian Cytochrome P450-Dependent Metabolism of Polychlorinated Dibenzo-p-dioxins and Coplanar Polychlorinated Biphenyls

著者 (5件)： INUI Hideyuki (Kobe Univ., Hyogo, JPN) ,  ITOH Toshimasa (Showa Pharmaceutical Univ., Tokyo, JPN) ,  YAMAMOTO Keiko (Showa Pharmaceutical Univ., Tokyo, JPN) ,  IKUSHIRO Shin-Ichi (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN) ,  SAKAKI Toshiyuki (Toyama Prefectural Univ., Toyama, JPN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 15  号： 8  ページ： 14044-14057 (WEB ONLY)  発行年： 2014年08月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリ塩化ジベンゾ-p-ダイオキシン(PCDD)とコプラナーポリ塩化ビフェニル(PCB)は,環境からの食物連鎖を通じたバイオ蓄積後の,ヒトと野生生物におけるダイオキシン毒性に寄与する。PCDDとPCBのヒトとラットチトクロームP450(CYP)依存性代謝を解析した。CYP1とCYP2ファミリーに属する多数のヒトCYPアイソフォームは低塩化PCDDに対して顕著な活性を示した。特に,ヒトCYP1A1とCYP1A2とCYP1B1はモノCDDとジCDDとトリCDDに対して高い活性を示したが,2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ダイオキシン(2,3,7,8-テトラCDD)に対しては活性を検出可能ではなかった。ラットCYP1A1の仮想上の基質認識部位とF-Gループに位置する大きなアミノ酸は2,3,7,8-テトラCDの代謝に寄与できた。ヒトではなくラットのCYP1A1は3,3′,4,4′,5-ペンタクロロビフェニル(CB126)を2つのヒドロキシル化代謝産物に代謝した。これらの代謝産物はそれらの高い溶解性のためCD126よりもおそらく低毒性である。ヒトとラットCYP1A1のホモロジーモデルとCB126ドッキング研究は,CB126結合キャビティの2アミノ酸の差異がCB126代謝に重要であることを示した。本レビューでは,哺乳動物におけるダイオキシンとPCBの代謝でのCYPの重要性と,ヒトとラット間の種に基づく差異を記述する。加えて,CYPのヘムポケットにおけるダイオキシンとPCBの結合様式の背後の分子機構を明らかにする。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ポリ塩化ビフェニル ,  *ダイオキシン類 ,  *アリール炭化水素ヒドロキシラーゼ ,  *チトクロームP450 ,  分子認識 ,  結合部位 ,  ラット ,  ヒト ,  分子モデル ,  代謝産物 ,  硫黄トランスフェラーゼ ,  UDPグルクロノシルトランスフェラーゼ ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族塩素化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシ化
準シソーラス用語： ヒドロキシル化 ,  *CYP1A1 ,  PCDDs ,  コプラナーポリ塩化ビフェニル ,  スルホトランスフェラーゼ ,  基質認識

分類 (2件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (1件)： 2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ダイオキシン

タイトルに関連する用語 (7件)： ジベンゾ-p-ダイオキシン ,  コプラナーポリ塩化ビフェニル ,  哺乳 ,  動物 ,  チトクロームP450 ,  依存性 ,  代謝