文献

J-GLOBAL ID：201502273530035234   整理番号：15A0337991

再生可能エネルギー大量導入時の当日発電起動停止計画変更が電力需給制御に及ぼす影響の検討

A study about the effect of updating the intraday unit commitment on power demand and supply control in case of high penetration of renewable energy resources

著者 (5件)： 辻井佑樹 (横浜国大) ,  辻隆男 (横浜国大) ,  大山力 (横浜国大) ,  中地芳紀 (中部電力) ,  VERMA S.C. (中部電力)
資料名： 電気学会電力系統技術研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： PSE-15  号： 1-22  ページ： 79-84  発行年： 2015年01月14日 
JST資料番号： L2950A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 再生可能エネルギーの出力変動に既存電源の出力が追従できないまたは既存電源の上げ代・下げ代不足が生じる状況の解消を図るため,揚水発電機および火力発電機の当日再計画による需給制御の効果を示した。各エリアごとの太陽光発電,風力発電の諸元を示し,前日に発電機起動停止計画を行い,当日の運用は需給バランス制御により調整する需給制御モデルを示した。上げ代・下げ代等の調整力不足に対し,起動停止時間が短い揚水発電機の当日起動停止計画変更を検討した結果,上げ代不足は低減できるが,下げ代不足は低減できないことが分かった。火力発電機の当日起動停止計画変更では,最小停止および最小運転時間を各1時間見込むため,不足が起こる前に起動停止を行う必要があり,詳細な検討が必要となる。

シソーラス用語： *太陽光発電 ,  *風力発電 ,  *系統運用 ,  電力需要 ,  電力供給 ,  *電力制御 ,  *揚水発電 ,  *火力発電 ,  解析モデル ,  予測 ,  予測技法 ,  周波数 ,  電力潮流
準シソーラス用語： *起動停止計画 ,  *需給制御 ,  出力変動 ,  出力予測

分類 (1件)： 電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (9件)：

• Y. Tsujii, T. Tsuji, T. Oyama, K. Furuta, S.C. Verma, “Study on the methods to suppress the frequency and tie-line power flow fluctuation due to high penetration of photovoltaic generation using the existing thermal generators”, 4th Solar Integration Workshop, SIW14-1028 (2014-11)
• 辻井佑樹, 辻隆男, 大山力, 古田清隆, S. C. Verma : 「太陽光発電大量導入時における揚水発電機の負荷平準化と周波数変動抑制への貢献に関する検討」, 平成26年電力技術・電力系統技術合同研究会, PE-14-064, PSE-14-064 (2014-9)
• 電力系統標準化モデル調査専門委員会 : 「電力系統の標準モデル」, 電気学会技術報告, No.754 (1999)
• 電力系統利用協議会 : 「新エネ発電の大量導入が連系線へ与える影響に関する勉強会」, とりまとめ報告書 (2010)
• 資源エネルギー庁 : 「資料2 新エネルギー大量導入に伴って必要となる系統安定化対策について」, 低炭素電力供給システムに関する研究会・第2回新エネルギー大量導入に伴う系統安定化対策・コスト負担検討小委員会資料 (2008)

タイトルに関連する用語 (4件)： 再生可能エネルギー ,  発電 ,  起動停止計画 ,  電力需給