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J-GLOBAL ID:201502274105271460   整理番号:15A0543091

ユウガオ属花粉を利用したスイカの単為結実誘導における品種間差異

Genotypic Differences of Parthenocarpic Fruit Induction in Watermelon Using Bottle Gourd (Lagenaria siceraria (Molina) Standl.) Pollen
著者 (3件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 7-15 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ユウガオ属品種(ユウガオ:Lagenaria siceraria(Molina)Standl var. hispida,とヒョウタン:L. siceraria var. gourda)の花粉によるスイカの結実率や単為結実した果実の品質を検討した.また,様々なスイカ品種を用いてユウガオ花粉の受粉による結実率と単為結実果実の品質について調査した.さらに,早春期の栽培におけるユウガオ属の雄花の特性についても調査した.様々なユウガオ属品種の花粉でもスイカを単為結実させることが明らかとなった.ユウガオ属花粉による結実率はスイカ花粉よりも低かったが,ユウガオ品種はヒョウタン品種よりも高い傾向があり,受粉した品種による差が見られた.単為結実した果実の形質については,ユウガオ属花粉の品種による差は認められなかった.ユウガオ属花粉により,様々なスイカ品種が単為結実した.単為結実したスイカの果実は,スイカ花粉の受粉による果実(対照)に比べて縦長となり,空洞果が多く,糖度が高い傾向があった.稔実種子は観察されず,しいな数やしいなの着色はスイカ品種間での差異が認められた.ユウガオ属品種の雄花の特性には品種による差が認められたことから,スイカ栽培においてユウガオ属品種の雄花の開花時期を考慮することにより,種なしスイカの生産が可能である.(著者抄録)
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分類 (2件):
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野菜  ,  生殖 
引用文献 (27件):
  • Akutsu, M. and K. Sugiyama. 2008. Establishment of a long-term storage method for soft X-ray irradiated pollen in watermelon. Euphytica 164: 303-308.
  • Gustafson, F. G. 1941. Probable causes for the difference in facility of producing parthenocarpic fruits in different plants. Proc. Am. Soc. Hort. Sci. 38: 479-481.
  • Gustafson, F. G. 1942. Parthenocarpy: Natural and artificial. Bot. Rev. 8: 599-654.
  • Kihara, H. 1951. Triploid watermelon. Proc. Am. Soc. Hort. Sci. 58: 217-230.
  • 小林俊一・吉田智彦.2007.RAPD分析によるユウガオ(Lagenaria siceraria)の品種分類.日作記.76: 96-99.
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