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J-GLOBAL ID:201502275785087184   整理番号:15A0303253

オノマトペによる筆記特徴の言語化に関する一考察

A Study for Verbalization of Writing-Skill-Features using Onomatopoeias
著者 (6件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 291-305 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0128A  ISSN: 1346-8030  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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高度なスキルを実現するための身体知を直感的に理解しやすい形式で共有できれば,コツや技能の習得を促進できると考えられる。本論文では,物事の様子や動作を簡略的かつ直感的に表現できるオノマトペに着目し,身体動作とオノマトペの関係性に関する基礎的な調査を行った。技能の差異が文字の審美性や芸術性に大きな影響を与える硬筆書道を取り上げ,筆記技能の言語化を目指して筆記特徴量とオノマトペの関係性を分析した。まず,送筆時の筆記表現として多用される7つのオノマトペをイメージさせながら,基本筆記である横棒と縦棒を12人の被験者に描かせたデータを取得し,平均筆圧と平均筆速によって7つのオノマトペ・クラスの分類を試みた。SVM(Support Vector Machine)で構成したマルチクラス分類器を用いて平均正答率を求めたところ,最大でも50%を超えずに筆圧と筆速での分類は難しいことがわかった。一方,統計的検定では,1)濁音が付加されると他のオノマトペに比べて筆圧を与えること,2)「しゅっ」は「すっ」に比べて速い筆速を与えること,3)7つの中で中程度の筆圧を示した「すーっ」はそれ以外とに有意差があることが認められた。また,被験者ごとの標本でも分析を行い,検定の有意傾向や筆圧・筆速でのオノマトペの大小関係に被験者の個人性があることが示唆された。
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分類 (4件):
分類
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情報加工一般  ,  パターン認識  ,  ニューロコンピュータ  ,  システム・制御理論一般 
引用文献 (13件):
  • [藤野 05] 藤野 良孝, 井上 康生, 吉川 政夫, 仁科 エミ, 山田 恒夫, 運動学習者のためのスポーツオノマトペ電子辞典の開発と評価, 日本教育工学会論文誌, Vol.29, No.4, pp.515--525, 2005.
  • [藤野 08] 藤野 良孝, スポーツオノマトペ, 小学館, 2008.
  • [古川 09] 古川 康一, 知の科学 スキルサイエンス入門 -身体知の解明へのアプローチ-, オーム社, 2009.
  • [Ito 13] J. Ito, M. Kanoh, T. Nakamura and T. Komatsu, Editing Robot Motion Using Phonemic Feature of Onomatopoeias, Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics, Vol.17, No.2, pp.227--236, 2013.
  • [姜 12] 姜 銀来, 林 勲, 王 碩玉, 特異値分解による運動動作の特徴獲得, 知能と情報, Vol.24, No.1, pp.5113--525, 2012.
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タイトルに関連する用語 (3件):
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