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J-GLOBAL ID：201502277982263450   整理番号：15A0476224

砂防・治山における実験 家屋が存在する扇状地における土石流の挙動に関する実験的検討

Experimental study on debris flow behavior in debris fan area: considering influence of houses

著者 (5件)： 中谷加奈 (京大 大学院農学研究科) ,  小杉恵 (京大 大学院農学研究科) ,  長谷川祐治 (京大 防災研) ,  里深好文 (立命館大 理工) ,  水山高久 (京大 大学院農学研究科)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 67  号： 6  ページ： 22-32  発行年： 2015年03月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 谷出口から扇状地まで到達した土石流は,勾配が緩く流下範囲が横断方向に広がって停止・堆積するが,この際の家屋および家屋破壊が及ぼす影響を地形模型実験により確認した。実験概要および結果をデータに基づき解説し,家屋,特に塀が存在する場合その上流側で顕著な堆積がみられ,特に,家屋が破壊される場合は土砂がその下流側に移動・堆積すること,家屋破壊や塀の影響により流れの移動やピークのタイミングが変化することを示した。

シソーラス用語： *建築物 ,  *扇状地 ,  *土石流 ,  水理模型試験 ,  計測 ,  破壊 ,  外構
準シソーラス用語： 家屋破壊 ,  塀

分類 (3件)： 一般,砂防工学  (RC12010B) ,  自然災害  (RA02030M) ,  水理学一般,水理実験  (RC10011E)

引用文献 (8件)：

• 水山高久・石川芳治:土石流による家屋の被災度,砂防学会誌,Vol.42,No.1,p.22-25,1989
• 石川芳治・草野慎一・福澤誠:熊本県一の宮町における泥流・流木の氾濫・堆積特性と家屋の被害,土木技術資料,Vol.34,No.6,p.40-45,1992
• 中谷加奈・里深好文・藤田正治・水山高久:平成24年7月に京都府亀岡市南条で発生した土石流の検討-構造物の影響を考慮して-,自然災害科学,Vol.33,No.1,p.17-27,2014
• 久保田哲也・地頭薗隆・清水収・平川泰之・本田健・飯島康夫・泉山寛明・海堀正博・北原哲郎・小林浩・松本俊雄・松尾新二朗・松澤真・宮縁育夫・長野英次・中濃耕司・奥山悠木・島田徹・篠原慶規・杉原成満・武澤永純・田中信・内田太郎:平成24年7月九州北部豪雨による阿蘇地域の土砂災害,砂防学会誌,Vol.65,No.4,p.50-61,2012
• 中谷加奈・小杉恵・内田太郎・里深好文・水山高久:土石流の氾濫・堆積に及ぼす家屋の影響-平成24年7月熊本県阿蘇市土井川で発生した土石流を対象として-,第7回土砂災害に関するシンポジウム論文集,p.85-90,2014

タイトルに関連する用語 (7件)： 砂防 ,  治山 ,  実験 ,  家屋 ,  扇状地 ,  土石流 ,  挙動