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J-GLOBAL ID:201502278823933565   整理番号:15A0252983

ヒトサポウイルスに関する包括的レビュー

Comprehensive Review of Human Sapoviruses
著者 (5件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 32-53  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: T0713A  ISSN: 0893-8512  CODEN: CMIREX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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サポウイルスはヒトの下痢標本において電子顕微鏡により1976年に初めて発見された。その後サポウイルスは豚,ミンク,イヌ,アシカ,およびコウモリなどのいくつかの動物から検出されている。サポウイルスは,カリシウイルス科に属し,ヒトおよび動物における急性胃腸炎を引き起こす。このレビューでは,サポウイルスのゲノムおよび抗原性の特徴,分子タイピング/分類,検出方法,及び臨床的および疫学的プロファイルなどに焦点を当てる。以下の点について詳細な情報を記載する。サポウイルスの分類,細胞培養におけるウイルスの増殖と動物への感染についての現況について述べる。特徴的なことは感染性ウイルスの検出のための抗原の検出または細胞培養系の高感度アッセイが現在利用できないために,臨床検体からサポウイルスの検出のために,高い感度と広い反応性から逆転写PCR(RT-PCR)アッセイが使用されていることである。次にウイルスの物理的特性と安定性について論述する。ウイルスのゲノム構造についてはゲノム配列から分析し,その配列は遺伝的に多様であり,抗原性も多様性を示している。また分子生物学的特性:分子タイピング・分類,ゲノムグループと遺伝子型,優占種の進化と発生,組換え体についても論議する。研究室診断方法についてはウイルスの検出方法としてのウイルス粒子の検出,抗原の検出,核酸検出,検出のための選択方法,全ゲノム配列からのアプローチについて述べる。臨床的および疫学的プロファイルとして疾患の症状と重症度について述べる。特にサポウイルス胃腸炎の臨床症状は,ノロウイルスによって引き起こされるものと区別がつかないのでウイルスの特定が必須となる。ウイルスの糞便の排出レベルとパターンにも論究する。孤発性及びアウトブレイクの両方で感染することが知られており,すべての年齢のヒトに疾患を引き起こす。また海産物,環境水及び動物のサポウイルスについても記載する。最後にこのウイルス感染ルートと免疫の観点からの宿主感受性についても述べる。
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分類 (4件):
分類
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感染症・寄生虫症の診断  ,  微生物検査  ,  微生物検査法  ,  遺伝学研究法 
タイトルに関連する用語 (3件):
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