文献

J-GLOBAL ID：201502279168428204   整理番号：15A0599075

アトラクタ選択に基づいた仮想ネットワークトポロジー制御による複数のノード故障からの回復

Recovery from Multiple Node Failures by Virtual Network Topology Control Based on Attractor Selection

著者 (3件)： ALPARSLAN Onur (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  ARAKAWA Shin’ichi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MURATA Masayuki (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 518(PN2014 77-99)  ページ： 11-15  発行年： 2015年03月11日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 超高速WDM光ネットワークにおいて高粒度な切換が困難なことと,ノードにおける送信機/受信機数が制限される問題がある。しかしながらこれらの課題は,波長スイッチングを行うこと及び中間周波数(IF)ネットワークにおいて有効な仮想ネットワークトポロジーを使用することで解決できる。しかしながら通信トラフィックの状況に変化が生じた場合,あるいはネットワーク障害が発生した場合には,仮想ネットワークトポロジーの再設定が必要となる。本論文では,トポロジーの障害から回復して新しい仮想ネットワークトポロジーを見出すために,生体によって使用されているシステムに類似したアトラクタ選択機構を提案した。この機構を用いることにより,トラフィック行列を必要とせずにネットワークにおける光経路の負荷の最大量を最小限に抑えることができた。シミュレーション結果から,パラメータ調整による確率論的制御を増やすことにより回復時間が短縮されたが,それと共に副次的影響が生じうることが分かった。別の方法として,障害後に一時的に光経路の発現量をランダム化することを提案した。これにより短時間に新しいアトラクタ状態を見出すために,ランダムウォークを行うシステムが可能となった。このランダム化によって,雑音又は勾配パラメータが増加するよりも早く,障害からの回復が可能になることを明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *アトラクタ ,  *ネットワーク ,  制御 ,  *通信故障 ,  WDM【信号】 ,  粒度 ,  光スイッチ ,  位相幾何学 ,  通信信号 ,  経路 ,  酔歩
準シソーラス用語： トポロジー ,  トポロジー制御 ,  トラフィック【通信】 ,  *ノード故障 ,  ランダムウォーク ,  *仮想ネットワーク ,  光経路 ,  波長スイッチング

分類 (3件)： 光通信方式・機器  (ND10000B) ,  通信網  (ND07030A) ,  システム・制御理論一般  (IA02010H)

引用文献 (12件)：

• B. Mukherjee, D. Banerjee, S. Ramamurthy, and B. Mukherjee, "Some principles for designing a wide-area WDM optical network," Networking, IEEE/ACM Transactions on, vol. 4, pp. 684-696, Oct 1996.
• R. Ramaswami and K. Sivarajan, "Design of logical topologies for wavelength-routed optical networks." Selected Areas in Communications, IEEE Journal on, vol. 14, pp. 840-851, Jun 1996.
• Y. Liu, H. Zhang, W. Gong, and D. Towsley, "On the interaction between overlay routing and underlay routing," in INFOCOM 2005. 24th Annual Joint Conference of the IEEE Computer and Communications Societies. Proceedings IEEE, vol. 4, pp. 2543-2553 vol. 4, March 2005.
• A. Gencata and B. Mukherjee, "Virtual-topology adaptation for wdm mesh networks under dynamic traffic," Networking, IEEE/ACM Transactions on, vol. 11, pp. 236-247, Apr 2003.
• A. Kashiwagi, I. Urabe, K. Kaneko, and T. Yomo, "Adaptive response of a gene network to environmental changes by fitness-induced attractor selection," PLoS ONE, vol. 1, p. e49, 12 2006.

タイトルに関連する用語 (5件)： アトラクタ ,  仮想ネットワーク ,  トポロジー制御 ,  ノード故障 ,  回復