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J-GLOBAL ID:201502281344384370   整理番号:15A0733579

Zn固溶ブロンズ母材を用いたNb3Sn多芯線材の研究

Investigation of Nb3Sn Multi-filament Wire using a Zinc Solid-solution Bronze Matrix
著者 (3件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 194-201 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: S0846A  ISSN: 0389-2441  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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Nb3Sn超伝導線の代表的な製造方法であるブロンズ法の改良に関連して,本研究では,Zn固溶ブロンズ母材を用いたNb3Sn多芯線材の研究を行った。その際,Nb3Sn線材の強度増大の基礎的知見を得ることを目的として,実用ブロンズにZnを固溶させた新しいブロンズ母材の溶製と,それを用いたNb3Sn多芯線材および極細多芯線材の試作とを行った。その結果に基づいて,1)実験したZn固溶量では,Ar雰囲気(大気圧)での熱処理によって,ブロンズ中に,Snはほぼ全量残存すること,2)Znの固溶量が少ないと,ブロンズ母材の硬度への寄与は小さいこと,3)固溶したZnには,Nb3Sn相の生成促進の効果があること,などを記した。
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分類 (1件):
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超伝導材料 
引用文献 (10件):
  • 1) M.N. Martovetsky, D.R. Hatfield, J.R. Miller, P. Bruzzone, B. Stepanov and B. Seeber: “Qualification of the U.S.-made conductors for ITER toroidal field (TF) magnet system,” IEEE Trans. Appl. Supercond. 20 (2010) 466-469
  • 2) Y. Nunoya, Y. Nabara, M. Yoshikawa, K. Matsui, T. Hemmi, Y. Takahashi, T. Isono, N. Koizumi, H. Nakajima, B. Stepanov and P. Bruzzone: “Test result of full-size Nb3Sn conductor developed for the ITER TF coils,” IEEE Trans. Appl. Supercond. 21 (2011) 1982-1986
  • 3) T, Hemmi, S. Harjo, Y. Nunoya, H. Kajitani, N. Koizumi, K. Aizawa, S. Machiya and K. Osamura: “Neutron diffraction measurement of internal strain in the first Japanese ITER CS conductor sample,” Supercond. Sci. Technol. 26 (2013) 084002
  • 4) T. Hemmi, S. Harjo, T. Ito, K. Matsui, Y. Nunoya, N. Koizumi, Y. Takahashi, H. Nakajima, K. Aizawa, H. Suzuki, S. Machiya, H. Oguro, Y. Ysuchiya and K. Osamura: “Neutron diffraction measurements of internal strain in Nb3Sn cable-in-conduit conductors,” IEEE Trans. Appl. Supercond. 21 (2011) 2028-2031
  • 5) Y. Murakami, T. Miyazaki, T. Hase, M. Shimada, Y. Kawate, T. Kiyoshi, K. Itoh, T. Takeuchi, S. Matsumoto and H. Wada: “Dependence of superconducting and mechanical properties of Tareinforced Nb3Sn superconductor on heat treatment condition,”proceedings of 59th Meeting on Cryogenics and superconductivity (1998) 156
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