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J-GLOBAL ID:201502281855451784   整理番号:15A0367239

炎症:炎症性疾患治療に使えるNLRP3インフラマソーム低分子阻害剤

A small-molecule inhibitor of the NLRP3 inflammasome for the treatment of inflammatory diseases
著者 (25件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 248-255  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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NLRP3(NOD-like receptor family, pyrin domain-containing protein3)インフラマソームは炎症過程の構成因子であり,その異常な活性化はクリオピリン関連周期性症候群(CAPS)のような遺伝性疾患や,多発性硬化症,2型糖尿病,アルツハイマー病や動脈硬化などの複雑性疾患の発症原因となっている。本論文では,NLRP3に対して強力かつ選択的に働く低分子阻害剤MCC950の開発について報告する。MCC950は,古典的および非古典的なNLPR3活性化をナノモル濃度で阻害した。MCC950はNLRP3の活性化を特異的に阻害するが,AIM2,NLRC4あるいはNLRP1インフラマソームの活性化は阻害しなかった。MCC950はin vivoでインターロイキン1β(IL-1β)産生を低下させ,多発性硬化症の病態モデルである実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)の重症度を軽減した。さらにMCC950の投与は,CAPSのマウスモデルで見られる新生児致死性を救済し,またマックル・ウェルズ症候群患者由来のex vivo標品で活性が見られた。従ってMCC950は,自己炎症性疾患や自己免疫疾患などのNLRP3関連症候群の治療薬となると考えられ,またヒトの健康時および罹患時におけるNLRP3インフラマソームの今後の研究のための手段となるだろう。Copyright Nature Publishing Group 2015
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分類 (3件):
分類
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免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  先天性疾患・奇形一般  ,  生物学的機能 

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