抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の伝統楽器の一つ三味線は,演奏会においては暗譜演奏が慣例となっている。また,頻繁に変化する演奏速度や独特のフォーマットの譜面などの特徴は,暗譜のための練習を難しくしている。そこで本研究では,予め与えられた速度情報に則り譜面を自動スクロールし,演奏者が画面を見るだけで演奏できるシステムを提案する。加えて,本システムではマイク入力された演奏を元に譜本上で演奏箇所の探索を行い,演奏箇所が画面に収まるよう譜面スクロール速度を適応的に調整する。実装後に各機能の性能評価を行った結果,音高推定精度にはまだ改善の余地があるが,その結果を用いた楽譜探索には概ね成功し,ユーザの演奏に合わせた楽譜スクロールが可能になった。またユーザテストにおいては,参加者数は少ないもののこのシステムが演奏練習支援につながるという評価を得られた。(著者抄録)