抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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江戸時代の宝永元年(1704)に,大和川では付け替え事業が実施された。この付替は河内平野を北に向かって流れていた大和川(旧大和川)を大阪湾の堺方面へ直線的に付け替えた大事業であった。河村瑞賢はこれ以前の旧大和川水系の洪水被害の根本原因は淀川と旧大和川が合流する河口部にあると考え,種々の河川改修事業を行っている。本研究では付け替え事業の是非を検討する資料として資するため,旧大和川水系の流下能力を河川形状により即した数値を用いて計算し,川村瑞賢の行った貞永年間の大和川水系改修の治水事業について考察した。また,河村瑞賢の実施した治水事業の時期の旧大和川水系の久宝寺川及び玉櫛川の河川様態を歴史遺存情報,地盤調査などにより示した。