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J-GLOBAL ID：201502285548694330   整理番号：15A0498864

ノロウイルス発生時の空間への拡散影響と除染技術開発~半密閉空間における感染制御のために~

著者 (6件)： 高塚威 (新日本空調 技開研) ,  宮川裕司 (新日本空調) ,  柳沢昌行 (新日本空調 技開研) ,  林伸行 (北里環境科学セ) ,  野島康弘 (北里環境科学セ) ,  宇田川悦子 (感染症研)
資料名： 新日本空調技術開発研究所技報  (Shin Nippon Air Technologies Technical Review)
号： 20  ページ： 13-16  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： L2931A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ノロウイルス罹患者の嘔吐による感染拡大抑制のため,ウイルスを含む模擬吐物を用いた半密閉空間での再現実験によって,床面の水平飛散状況および空中への浮遊状況を評価した。その結果,従来3mとされている水平方向への飛散半径が5m以上であることをウイルス感染評価によって確認した。また,嘔吐後の周辺空間中にウイルスが拡散し1時間以上の長時間,ウイルスが浮遊することを感染性評価によって確認した。飛散吐物の床面からのウイルス再飛散性の評価によって,風速2.5m/s程度ではウイルス乾燥面からウイルスが飛散しないことが示唆された。さらに,液状の可視光応答型光触媒には作用時間1時間でウイルスを10^-4レベルに低減させる効果があることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ノロウイルス ,  建築空間 ,  *拡散 ,  *除去 ,  *浄化 ,  技術開発 ,  気密構造 ,  感染予防 ,  バクテリオファージ ,  *光触媒 ,  実験室 ,  飛散 ,  濃度分布 ,  嘔吐 ,  浮遊 ,  ナトリウム化合物 ,  次亜塩素酸塩 ,  不活性化 ,  次亜塩素酸ナトリウム ,  *汚染除去 ,  *微生物
準シソーラス用語： *除染 ,  可視光応答型光触媒

分類 (2件)： 空気浄化  (PC02060X) ,  建築環境一般  (RB02010T)

引用文献 (9件)：

• 田中世津子ら,老人保健施設におけるノロウイルス集団感染事例,感染制御,第5巻第1号,pp.72-77(2009)
• 木村宏,第54回日本ウイルス学会・最新の話題,感染制御,第3巻第1号,pp.8-11(2007)
• 安倍章夫,もっとよくわかる感染症,pp.126-133,羊土社(2014)
• ノロウイルスに関するQ&A,(厚生労働省HP)
• 社会福祉施設等におけるノロウイルス対応標準マニュアル(第3版),東京都福祉保健局,H25年12月改訂版

タイトルに関連する用語 (6件)： ノロウイルス ,  拡散 ,  除染 ,  開発 ,  密閉空間 ,  感染制御