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J-GLOBAL ID:201502285682249955   整理番号:15A0327292

檜皮採取によりヒノキ材の木部性質は変わるか

Does Bark-Decortication for Hiwada Production Change Mechanical Properties of Xylem in Chamaecyparis obtusa?
著者 (9件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 25-32 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: F0852A  ISSN: 0021-4795  CODEN: MKZGA7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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伝統技術による檜皮採取が剥皮木の木部性質を変化させるか否か明らかにすることを目的として,檜皮採取前後のヒノキ木部ヤング率,セルロースミクロフィブリル傾角(MFA)について検討した。同一林分のほぼ等しい環境に生育する>69年生ヒノキペア5組を選定し一方から檜皮を一度採取し他方を対照木とした。採取年およびその前後に形成された計<18年輪について放射方向に連続的に試料採取し,同一の母細胞から形成された試験体を作製,ヤング率とMFAの変化を年輪毎に平均し時系列で比較した。剥皮・対照木の個体差を除くため,ある年に形成された年輪の測定値と前年輪の測定値の差を,その絶対値の総和で割り標準化した「変化率」で比較した。その結果,檜皮採取に起因した明瞭な変化は認められなかった。熟練原皮師による形成層を傷つけない方法による檜皮採取は少なくとも,環境や遺伝的要因による変動を上回る木部性質の変化は及さないと結論づけられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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木材の性質・構造 
引用文献 (15件):
  • 1) 瀬田勝哉:檜皮で屋根を葺く. “朝日百科・日本の歴史別冊 歴史を読み直す11「木」の語る中世”, 瀬田勝哉編, 朝日新聞社, 東京, 1995, pp.54-57.
  • 2) 服部文雄:「檜皮葺・柿葺」谷上伊三郎. 月刊文化財 201, 37-41(1980) .
  • 3) 後藤佐雅夫:檜皮葺. 林業技術 688, 18-19(1999) .
  • 4) Pereira, H.: Chemical composition and varieability of cork from Quercus suber L. Wood Sci. Tech. 22, 211-218 (1988) .
  • 5) 金 炳魯, 三城昭義, 杉山淳司, 岡野 健:アベマキの初皮, 再皮コルクの物理的性質. 東京大学農学部附属演習林報告 82, 199-217(1990) .
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