抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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国際語となった英語について,「英語利用者が従うべき標準的な英語を設けるのではなく,英語が多様化した現状を受け入れる」世界諸英語という考えがある。本研究はこの考え方に基づき,個人を単位とした英語発音分類を行い,話者本人の英語発音が世界諸英語の中でどのように位置づけられるかを提示することを目的としている。そのために本研究では,二話者間の英語発音の“距離”を,入力音声のみから予測することを試みている。本稿では初めに,自動予測の対象として用いたIPA書き起しに基づく発音距離が,発音分類において凡そ適した距離となっていることを示す。次に,発音距離を予測する実験では,話者間で対応する音素HMMの差異を直接とる絶対的特徴を導入している。更に,粒度の高い絶対的特徴であるHMMスーパーベクトルを用いたところ単体でも高い予測を行うことができ,従来用いていた構造特徴についても粒度を上げることでさらに有用な特徴となり得ることが示唆された。(著者抄録)