文献

J-GLOBAL ID：201502287178197734   整理番号：15A0162271

海洋暴露試験に基づくコンクリート中の塩化物イオン拡散性状の時間依存性に関する検討

著者 (6件)： 山路徹 (港湾空港技研) ,  与那嶺一秀 (港湾空港技研) ,  審良善和 (東洋建設 美浦研) ,  審良善和 (港湾空港技研) ,  浜田秀則 (九大 大学院工学研究院) ,  浜田秀則 (港湾空港技研)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 14  ページ： 213-220  発行年： 2014年10月31日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 実海洋環境での塩化物イオン拡散性状の時間依存性については,明確になっていないのが現状である。本検討では,複数の実海洋環境下(干満帯,飛沫帯)において,10年間程度の長期暴露試験を行い,高炉セメントおよび防錆剤が用いられたコンクリートの塩化物イオン拡散性状の時間依存性について検討を行った。その結果,見かけの拡散係数および表面塩化物イオン濃度は,5年程度が経過すると,一定値に収束する傾向を示すものが多かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート ,  アニオン ,  *塩化物 ,  *イオン拡散 ,  曝露試験 ,  潮位 ,  拡散係数 ,  海洋環境 ,  時間依存性 ,  腐食抑制剤 ,  浸透 ,  濃度 ,  濃度分布 ,  イオン濃度
準シソーラス用語： 塩化物イオン ,  干満帯 ,  見掛拡散係数 ,  防錆剤

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (7件)：

• 前田聡, 武若耕司, 山口明伸 : 塩害データベースを用いたコンクリート中への塩化物イオン拡散の定量評価, 土木学会論文集, No.760/V-63, pp.109-120, 2004.5.
• 竹田宣典, 十河茂幸, 迫田恵三, 出光隆 : 種々の海洋環境条件におけるコンクリートの塩分浸透と鉄筋腐食に関する実験的研究, 土木学会論文集, No.599, V-40, pp.91-104, 1998.8
• 例えば, 高橋佑弥, 石田哲也, 岸利治 : 低水セメント比領域に着目したコンクリート中の塩分浸透および液状水移動に関する熱力学連成解析の高度化, コンクリート工学年次論文集, Vol.34, No.1, pp.796-801, 2012.
• 山路徹, 審良善和, 濱田秀則 : 異なる海洋環境下および暴露期間における塩化物イオン拡散性状, コンクリート工学年次論文集, Vol.31, No.1, pp.1003-1008, 2009.
• 山路徹, 審良善和, 濱田秀則, 山田一夫 : 海洋環境におけるコンクリートの劣化性状および劣化指標に関する検討, 土木学会論文集 E, Vol.66, No.1, pp.21-37, 2010.

タイトルに関連する用語 (6件)： 海洋 ,  暴露試験 ,  コンクリート ,  塩化物イオン ,  拡散性 ,  時間依存性