文献

J-GLOBAL ID：201502287720801910   整理番号：15A0691235

北海道の亜高山帯ダケカンバ林の下層チシマザサ(Sasa kurilensis(Rupr.)Makino & Shibata)の総生産および蒸散の季節変化に及ぼす環境要因

Environmental factors affecting the gross production and transpiration of an understory dwarf bamboo (Sasa kurilensis (Rupr.) Makino & Shibata) in a stand of Erman’s birch (Betula ermanii Cham.) in the boreal montane zone of Hokkaido.

著者 (11件)： 山口貴広 (北大 低温科研) ,  山口貴広 (NTTデータ) ,  隅田明洋 (北大 低温科研) ,  中井太郎 (北大 低温科研) ,  中井太郎 (名古屋大 地球水循環研究セ) ,  山田雅仁 (北大 低温科研) ,  山田雅仁 (銚子市役所) ,  兒玉裕二 (北大 低温科研) ,  兒玉裕二 (極地研 北極観測セ) ,  小野清美 (北大 低温科研) ,  原登志彦 (北大 低温科研)
資料名： 低温科学  (Low Temperature Science)
巻： 73  ページ： 41-56  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： F0327A  ISSN： 1880-7593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 寒冷域の森林下層群落の総生産や蒸散に及ぼす生物的および微気象的要因を探るため,北海道北部のダケカンバ林下層に優占するチシマザサの総生産速度や蒸散速度等の季節変化を生理生態学的な手法によって調べ,ダケカンバ群落全体の地上部純生産速度・蒸発散・微気象因子の季節変化等との関連について解析した。8月中旬までは地温は気温よりも低く,生態系純生産に占める土壌呼吸の割合も8月中旬までは低かった。生育期間の下層チシマザサの総生産は,気温低下や林冠木の落葉による下層への入射光増加が起こる秋期に最も高かった。上層木のフェノロジー,および気温と地温の季節変化のずれが寒冷域の下層植生の生理生態を特徴づける要因と考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： ササ属 ,  *林床植物 ,  カバノキ科 ,  垂直分布 ,  *北海道 ,  広葉樹林 ,  生産 ,  *蒸散 ,  季節的変動 ,  微気象 ,  気温 ,  環境 ,  生物学 ,  地温 ,  ダケカンバ ,  亜高山帯 ,  落葉広葉樹林 ,  光環境 ,  フェノロジー ,  *Sasa kurilensis ,  *環境因子
準シソーラス用語： *チシマザサ ,  *植物生産 ,  *季節変化 ,  *環境要因

分類 (1件)： 植物に対する影響  (EE04030Z)

タイトルに関連する用語 (9件)： 北海道 ,  亜高山帯 ,  ダケカンバ ,  下層 ,  チシマザサ ,  Sasa ,  蒸散 ,  季節変化 ,  環境要因