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J-GLOBAL ID：201502288235344737   整理番号：15A0498981

IPCC第五次評価報告書統合報告書が伝えること

著者 (1件)： 田中加奈子 (科学技術振興機構 低炭素社会戦略セ)
資料名： 環境情報科学  (Journal of Environmental Information Science)
巻： 44  号： 1  ページ： 1-6  発行年： 2015年03月30日 
JST資料番号： S0805A  ISSN： 0389-6633  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2014年10月,気候変動に関する政府間パネルの全体会合において受託された,第五次評価報告書統合報告書について,まとめられる上での新しい着眼点や,強調されている点について紹介した。本報告書は,(1)気候システムの観測された変化およびその要因,(2)将来の気候変化,リスクおよび影響,(3)適応,緩和および持続可能な開発に向けた将来経路,そして,(4)適応策および緩和策の,4つのトピックから成り立っている。本報告書では,「人類の発展」,「温室効果ガス排出」,「気候の変化」,「自然・社会の変化」の四事象・要素,ならびに,要素間の関連について,より進んだ科学的証拠が出され,扱う内容の広範囲化および詳細化がみられた。今後の内容に関する課題としては,社会・自然システムの影響が,将来の発展に与える影響について,評価することであると考えられた。

シソーラス用語： *国際会議 ,  *報告書 ,  気候変動 ,  システム ,  環境影響 ,  反応 ,  適応 ,  政策 ,  持続可能な開発 ,  対策 ,  方式 ,  減少 ,  温室効果ガス ,  放出 ,  社会システム ,  社会問題 ,  温室効果ガス排出量
準シソーラス用語： 温室効果ガス排出 ,  緩和策 ,  気候システム ,  気候変化 ,  *気候変動に関する政府間パネル ,  *気候変動に関する政府間パネル第五次評価報告書 ,  気候変動の影響 ,  気候変動の緩和 ,  気候変動への適応 ,  気候変動影響 ,  気候変動政策 ,  気候変動適応 ,  適応策 ,  環境問題

分類 (2件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (3件)：

• IPCC (2001)Climate Change 2001: Synthesis Report. A Contribution of Working Groups I, II, and III to the Third Assessment Report of the Integovernmental Panel on Climate Change [Watson, R.T. and the Core Writing Team (eds.)]. Cambridge University Press, Cambridge, United Kingdom, and New York, NY, USA, 398pp.
• IPCC (2007)Climate Change 2007: Synthesis Report. Contribution of Working Groups I, II and III to the Fourth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change [Core Writing Team, Pachauri, R.K and Reisinger, A. (eds.)]. IPCC, Geneva, Switzerland, 104pp.
• IPCC (2014)Climate change 2014: Synthesis Report. Contribution of Working Groups I, II and III to the Fifth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change. [Core Writing Team, R.K. Pachauri and L.A. Meyer (eds.)]. IPCC, Geneva, Switzerland, 132pp.

タイトルに関連する用語 (4件)： IPCC ,  評価 ,  報告書 ,  統合