抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,ライフスタイルの変化によって,日本人の平均エネルギー摂取量は減少しているにもかかわらず,特に男性の肥満者の割合が増加している。本稿では,エネルギー摂取において,その「量」が重要ではなく,エネルギーの種類や吸収速度といった「質」が重要であるとして,「スローカロリー」の概念を紹介する。この概念は,「ゆっくりと栄養を消化・吸収する」ことである。これによって,血糖値の上昇を抑えて,インスリンの分泌を抑制することが可能となる。そのための食品として,砂糖を酵素分解してできるパラチノース(イソマルツロース)があり,その消化吸収速度は砂糖の約5分の1である。この機能によって,今後,肥満予防,スポーツ時のエネルギー補給などの商品開発が有望である。