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J-GLOBAL ID:201502288270123867   整理番号:15A0357598

リグノセルロース系バイオマスの加水分解のために重要なTalaromyces cellulolyticus(旧Acremonium cellulolyticus)由来のコアセルロース分解酵素の同定と特性評価

Identification and characterization of core cellulolytic enzymes from Talaromyces cellulolyticus (formerly Acremonium cellulolyticus) critical for hydrolysis of lignocellulosic biomass
著者 (5件):
資料名:
巻:号: Oct  ページ: 7:151 (WEB ONLY)  発行年: 2014年10月 
JST資料番号: U7022A  ISSN: 1754-6834  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景。前処理したリグノセルロース系バイオマスの酵素加水分解は,工業用発酵性糖の生産に必須のプロセスである。Talaromyces cellulolyticusは,セルラーゼ生産と効率的なバイオマスの加水分解のための有望な菌である。T.cellulolyticusから精製された数種のセルロース分解酵素は,以前の研究で特性評価されたが,リグノセルロース系バイオマスの加水分解のために重要なコア酵素はまだ不明である。結果。結晶セルロースの加水分解のために重要な6つのセルロース分解酵素を,アビセルの相乗的加水分解に基づく酵素アッセイを用いて,T.cellulolyticus培養上清から精製した。精製された酵素を,その基質特異性とトリプシン消化ペプチド断片の分析によって同定し,次のグリコシルヒドロラーゼ(GH)ファミリーに分類した。GH3(βグルコシダーゼ,Bgl3A),GH5(エンドグルカナーゼ,Cel5A),GH6(セロビオヒドロラーゼII,Cel6A),GH7(セロビオヒドロラーゼI,Cel7Aとエンドグルカナーゼ,Cel7B),及びGH10(キシラナーゼ,Xyl10A)。精製された酵素混合物での希酸前処理トウモロコシ茎葉(PCS)の加水分解は,Cel5A,Cel7B,及びXyl10Aが,どれもCel6AとCel7Aの混合物との相乗効果を有することを示した。Cel5AはPCSの相乗的加水分解において,Cel7Bよりも効果的であるように思われた。Cel5A,Cel6A,Cel7A,及びXyl10Aの割合は,Bgl3Aの存在下でのPCSグルカンの加水分解のために,統計的に最適化された。得られた混合物は,T.cellulolyticusからの培養濾液又は市販の酵素調製物よりも低い酵素負荷で,より高いPCSグルカン加水分解を達成し,5酵素がPCSグルカンの加水分解におけるコア酵素としての役割を果たしていることを実証した。結論。T.cellulolyticusセルラーゼシステムのコアセルロース分解酵素を,Cel5A,Cel6A,Cel7A,Xyl10A,及びBgl3Aと同定し,特性評価を行った。これらの5つの酵素の最適化された混合物は,PCSグルカンの加水分解のために非常に有効であり,T.cellulolyticusセルラーゼシステムの今後の改善のための基盤を提供する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物酵素の生産  ,  農業廃棄物の利用 

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