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J-GLOBAL ID：201502290178488144   整理番号：15A0756242

印加電流を含む新しい技術を用いた大規模海洋人工物の脱塩素化処理

Dechlorination of large marine iron artifact using a novel technique involving impressed current

著者 (5件)： BATIS Georgios (National Technical Univ. Athens, Athens, GRC) ,  ZACHAROPOULOU Angeliki (National Technical Univ. Athens, Athens, GRC) ,  ZACHAROPOULOU Evgenia (National Technical Univ. Athens, Athens, GRC) ,  SIOVA Helene (National Technical Univ. Athens, Athens, GRC) ,  ARGYROPOULOS Vasilike (Technological Educational Inst. Athens, Athens, GRC)
資料名： Anti-Corrosion Methods and Materials  (Anti-Corrosion Methods and Materials)
巻： 62  号： 4  ページ： 259-269  発行年： 2015年 
JST資料番号： B0322A  ISSN： 0003-5599  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： akaganeite(赤金鉱)を主体とする赤錆に覆われ,それが破片状になって剥がれている状態の難破船Patrisの錬鉄製外輪を保存するために印加電流方式による塩化物除去(脱塩素化)処理を行った。外輪表面の各部に厚さ2または4cmの40%ポリウレタンを含む天然スポンジを所定サイズに切って当て,0.1M NaOH溶液をスポンジに浸み込ませた。スポンジ上にアノードとして316型ステンレス鋼板を設置し,外輪本体をカソードとして15mA/m²の電流密度で24時間カソード電流を印加することによって脱塩素化処理を行った。この処理はスポンジを換えて3回行った。除去した塩化物量は時間の平方根と共に直線的に増加した。脱塩素化処理前後の外輪表面を走査電子顕微鏡およびエネルギー分散X線スペクトロスコピーで解析すると共に,腐食生成物をX線回折により分析した。脱塩素化後の表面の主な生成物はmagnetite(磁鉄鉱)であった。脱塩素化後の長期保存法についても述べた。

シソーラス用語： 海洋 ,  物 ,  船舶 ,  海難 ,  保存 ,  *電流 ,  *脱塩素 ,  水酸化ナトリウム ,  電気化学 ,  *塩化物 ,  *抽出 ,  *水車 ,  赤 ,  処理 ,  *腐食生成物 ,  電圧 ,  鋼板 ,  ステンレス鋼 ,  オーステナイト系ステンレス鋼
準シソーラス用語： 印加 ,  人工物 ,  赤さび ,  *電気化学的処理 ,  *難破船 ,  ステンレス鋼板 ,  316ステンレス鋼

分類 (2件)： 防食  (WB03040M) ,  船舶構造・材料  (QJ03020I)

タイトルに関連する用語 (5件)： 印加 ,  大規模 ,  海洋 ,  人工物 ,  脱塩素化