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J-GLOBAL ID：201502290290015658   整理番号：15A0242164

表面粗さと温度を変化させた車輪/レールの粘着試験

著者 (2件)： 谷本啓 (鉄道総合技術研) ,  CHEN Hua (鉄道総合技術研)
資料名： 日本鉄道施設協会誌  (Journal of Japan Railway Civil Engineering Association)
巻： 53  号： 2  ページ： 148-151  発行年： 2015年02月01日 
JST資料番号： G0049B  ISSN： 0913-2643  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 車輪がレール上を滑走する一要因として,雨水や融雪による水の「膜」の存在がある。表面粗さと,表面と水の温度とが膜の形成に及ぼす影響も大きい。つまり,表面粗さと温度は車輪とレール間の粘着力に直接影響を及ぼすと言える。本研究では,これら二つの因子が粘着力に及ぼす影響を調べることを目的に室内試験を行った。本報では,鉄道総研が開発した2円筒転がり接触試験機による粘着試験方法,粘着試験の結果,および流体膜の膜厚比の検討について報告した。本調査の結果,1)鋼が高温であるほど高い粘着力が得られる。2)粗さを大きくすることで得られる粘着力には限りがある。3)粗さがある程度小さくなれば温度の影響は小さくなる,ことが分かった。

シソーラス用語： *表面粗さ ,  温度変動 ,  *車輪 ,  *レール ,  粘着力 ,  屋内試験 ,  接触 ,  性能試験 ,  膜厚 ,  転がり接触
準シソーラス用語： *粘着試験

分類 (1件)： 線路構造,軌道材料  (RC07030B)

引用文献 (4件)：

• 丸山弘志,大山忠夫:高速鉄道車両のスキッド防止,日本機械学會論文集,Vol.44,No.388,pp.4342-4350,1978.
• Johnson, K., Greenwood, J., Poon, S. : A simple theory of asperity contact in elastohydro-dynamic lubrication, Wear, Vol.19, No.1, pp91-108, 1972.
• Hamrock, B., Dowson, D. : Ball bearing lubrication, John Wiley & Sons, 1981.
• Bett, K., Cappi, J. : Effect of pressure on the viscosity of water, Nature, Vol.207, pp.620-621, 1965.

タイトルに関連する用語 (4件)： 表面粗さ ,  車輪 ,  レール ,  粘着試験