抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東南アジア教育大臣機構(SEAMEO)は,1965年に教育,科学技術,文化を通じ,ASEAN諸国間の協力を促進することをビジョンとして発足,今年は設立50周年の節目にあたる。2013年1月「Post-2015Education Agenda in Southeast Asia」と題して,SEAMEO参加国の主要なメンバーが一堂に会し,ミレニアム開発目標(MDGs)と2015年以降の教育に関するSEAMEOでの取組を更に集中する必要性についての話合いが行われた。本会合では,SEAMEOとして多くの意見を取り入れつつ2015年以降の教育の優先順位を適切に取り決めるために,初めてフォーサイトが導入された。2014年3月まで,ワークショップやデルファイ調査,シナリオライティングなどの作業を通じて検討した結果,優先すべき施策として1)乳幼児のケア及び教育の推進,2)全ての子供たちに基本的な学習機会を与えること,3)緊急事態に備え対応する学校関係者と地域社会の準備,4)技術及び職業教育訓練の推進,5)教師をベストの職業と意識させるプロモーション活動,6)高等教育と研究の調和,7)真の21世紀のカリキュラム採用,といった項目が挙げられた。2015年のASEAN経済統合開始を踏まえ,SEAMEOでのフォーサイト活動は今後も継続されることから,我が国の積極的な協力・貢献が期待される。(著者抄録)