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J-GLOBAL ID：201502294077951744   整理番号：15A0427363

次世代太陽電池材料の光計測分析技術「次世代太陽電池」の現状と展開

Overview of Present Status and Future Prospect of “the Next Generation Solar Cells”

著者 (1件)： 元廣友美 (名古屋大 グリーンモビリティ連携研究セ)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 44  号： 3  ページ： 90-97  発行年： 2015年03月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本では,2030年に1kWh当たりの発電コストを,基幹電源発電コスト並みの7円を目指すロードマップ「PV2030」が2004年に策定された。この目標は,「次世代太陽電池」を利用することなく,現状のc-Siでも達成できる可能性がある。しかし,地球温暖化防止の観点も含めた太陽光発電システムの必要量は,2050年には,5~11TWになると予想され,将来的に十分な資源量を確保できる材料を用いた「次世代太陽電池」が重要となる。本論文では,次世代太陽電池の現状を述べ,将来の展望を行った。レクテナ太陽電池,有機薄膜太陽電池,色素増感型太陽電池,ペロブスカイト太陽電池などを説明した。また,BiFeO₃の光起電力効果を述べ,Cu₂ZnSnS₄薄膜太陽電池も説明した。InGaP/GaAs/InGaAsの3接合セルは,集光下で44.4%,非集光下で37.9%を達成している。集光レンズや集光器と組み合わせて小面積で使うことも重要である。

シソーラス用語： *太陽電池 ,  光学材料 ,  電気材料 ,  *半導体材料 ,  技術革新 ,  *光学的測定 ,  分析 ,  ケイ素 ,  地球温暖化 ,  防止 ,  システム ,  太陽光発電 ,  資源 ,  アンテナ ,  ペロブスカイト型結晶 ,  ビスマス化合物 ,  鉄酸塩 ,  光起電力効果 ,  インジウム化合物 ,  ガリウム化合物 ,  リン化物 ,  ヒ化ガリウム ,  集光 ,  エネルギー変換効率 ,  集光器 ,  集光レンズ
準シソーラス用語： InGaP ,  レクテナ ,  次世代 ,  色素増感型太陽電池 ,  太陽光発電システム ,  地球温暖化防止 ,  薄膜太陽電池 ,  有機薄膜太陽電池

分類 (2件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  光学的測定とその装置一般  (BD07010S)

引用文献 (51件)：

• 新エネルギー・産業技術総合開発機構:太陽光発電開発戦略(NEDO PV Challenges),2014年9月.
• 山口真史:"第29回太陽光発電欧州会議(29th European Photovoltaic Solar Energy Conference and Exhibition)報告",日本学術振興会「次世代の太陽光発電技術」第175委員会メンバー等回覧資料(2014.9.29).
• T. Fuyuki and A. Kityyanan: "Photographic diagnosis of crystalline silicon solar cells utilizing electroluminescence," Appl. Phys. A: Mater. Sci. Process., 96 (2009) 189-196.
• T. Fuyuki, H. Kondo, Y. Kaji, A. Ogane and Y. Takahashi: "Analytic findings in the electroluminescence characterization of crystalline silicon solar cells," J. Appl. Phys., 101 (2007) 023711.
• Int'l Energy Agency, Photovoltaic Power Systems Program: "IEA PUPS trends 2014 in photovoltaic applications: Survey report of Selected IEA Countries between 1992 and 2013", Report IEA-PVPS, T1-25 (2014) p. 9.

タイトルに関連する用語 (6件)： 次世代 ,  太陽電池 ,  光計測 ,  分析技術 ,  現状 ,  展開