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J-GLOBAL ID：201502295746655664   整理番号：15A0756371

NaNbO₃:Pr蛍光体とSnO₂:Sb透明導体薄膜が互い違いに積層された多層膜のエレクトロルミネセンス

Electroluminescence of a multilayer in which thin films of NaNbO₃:Pr phosphor and SnO₂:Sb transparent conductor are alternately stacked

著者 (4件)： KYOMEN Toru (Gunma Univ., Kiryu, JPN) ,  HASUKO Sayaka (Gunma Univ., Kiryu, JPN) ,  HANAYA Minoru (Gunma Univ., Kiryu, JPN) ,  TAKASHIMA Hiroshi (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol., Tsukuba, JPN)
資料名： Key Engineering Materials  (Key Engineering Materials)
巻： 643  ページ： 33-37  発行年： 2015年 
JST資料番号： D0744C  ISSN： 1013-9826  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究において,PrドープNaNbO₃(NaNbO₃:Pr)薄膜とSbドープSnO₂(SnO₂:Sb)薄膜が交互に積層された無機エレクトロルミネセンス素子(ELD)を作成し,エレクトロルミネセンス(EL)の性質を調べた。このELDは,前駆体溶液をスピン塗布した後,高温焼成で作成したもので,1cmx1cmのNbドープSrTiO₃(SrTiO₃:Nb)単結晶板上に,NaNbO₃:Pr薄膜3層とSnO₂:Sb薄膜2層を互い違いに積層した5層構造で,最上部には上部電極として大きさ2mmx5mm,厚さ10nmのPt電極をもつ。Pt電極のないELDでのX線回折(XRD)において,SrTiO₃:Nbのh00回折ピークと,NaNbO₃:Pr及びSnO₂:Sbのピークを観測した。また,NaNbO₃:Pr薄膜の吸収端が波長300nmの位置にあることが透過率測定からわかった。さらに,発光スペクトルが波長610nmの位置に,励起スペクトルは波長328nmにあることもわかった。このELDに5kHzのAC電圧を印加すると,NaNbO₃:Pr発光スペクトルと類似のスペクトルのELが観測され,36Vで上部電極全体に赤色に拡がった。ELは裸眼で18Vあたりから観測でき,これは0.13MV/cmに相当する。

シソーラス用語： *多層膜 ,  *エレクトロルミネセンス ,  *ニオブ酸ナトリウム ,  プラセオジム ,  *ドーピング ,  *蛍光体 ,  アンチモン ,  *酸化スズ ,  *透明導電膜 ,  *ゾル-ゲル法 ,  *スピンコーティング ,  赤 ,  プラセオジム化合物 ,  金属イオン ,  X線回折 ,  プラセオジムイオン(3+)
準シソーラス用語： プラセオジムイオン

分類 (1件)： 発光素子  (NC03082G)

タイトルに関連する用語 (9件)： NaNbO3 ,  Pr ,  蛍光体 ,  SnO2 ,  Sb ,  導体 ,  薄膜 ,  多層膜 ,  エレクトロルミネセンス