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J-GLOBAL ID：201502297026635936   整理番号：15A0285373

ステレオコンプレックスポリ乳酸とシリカとのナノハイブリッドの調製と微細構造

Preparation and Microstructure of Poly(lactic acid) Stereocomplex/Silica Nanohybrid Materials

著者 (9件)： 伊掛浩輝 (日本大学理工学部) ,  伊掛浩輝 (日本大学理工学部理工学研究所材料創造研究センター) ,  大澤雄貴 (日本大学大学院理工学研究科) ,  小出優一郎 (日本大学大学院理工学研究科) ,  高田昌子 (日本大学短期大学部) ,  室賀嘉夫 (日本大学理工学部理工学研究所) ,  栗田公夫 (日本大学理工学部) ,  清水繁 (日本大学理工学部) ,  清水繁 (日本大学理工学部理工学研究所材料創造研究センター)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 71  号： 12  ページ： 637-643 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリ-L-乳酸(PLLA)およびポリ-D-乳酸(PDLA)両末端をエトキシシリル(ET)基で修飾したET-PLLAとET-PDLAを合成し,これらとシリカの複合化物をゾル-ゲル法で作製した.次に,各々の複合化物を混合しステレオコンプレックス(sc)結晶をもつポリ乳酸(sc-PLA)/シリカハイブリッドを調製し,その物性を調べた.低シリカ量のハイブリッドでは,sc結晶の形成が抑制されるため,sc-PLA単体よりも耐熱性,弾性率とも低下したが,高シリカ量では,ハイブリッド内部でシリカドメインが形成され,このドメインとPLLAおよびPDLA両末端のET基によってSi-O-Si結合を作り,三次元網目構造を形成するので,sc-PLA単体よりも耐熱性,弾性率が高くなった.すべてのハイブリッドの熱分解開始温度は,sc-PLA単体に比べて上昇した.(著者抄録)

シソーラス用語： *ステレオコンプレックス ,  *ポリ乳酸 ,  *ナノ構造 ,  ハイブリッド方式 ,  材料 ,  PLLA ,  ナノ複合材料 ,  ネットワーク構造 ,  *耐熱性 ,  *弾性係数 ,  分解温度 ,  示差走査熱量測定 ,  小角X線散乱 ,  X線回折 ,  陽子磁気共鳴 ,  炭素13NMR ,  シランカップリング剤 ,  *熱特性 ,  熱重量分析 ,  粘弾性 ,  *二酸化ケイ素 ,  ハイブリッド材料 ,  広角X線回折 ,  動的粘弾性 ,  熱分解温度 ,  機械的性質
準シソーラス用語： *シリカ ,  1H-NMR ,  C13NMR ,  DSC【熱量測定】 ,  *ナノハイブリッド ,  ナノ複合 ,  ハイブリッド化 ,  ポリ(L-乳酸) ,  ポリ-D-乳酸 ,  *弾性率 ,  *熱的性質 ,  網目構造

分類 (4件)： ポリエステル,アルキド  (YH07070P) ,  充填剤,補強材  (YH05030J) ,  ゴム・プラスチック材料試験  (HB03000F) ,  ゴム・プラスチック材料  (HC02030I)

引用文献 (12件)：

• 1) Y. Kimura, Polym. J., 41, 797 (2009).
• 2) H. Tsuji, Macromol. Biosci., 5, 569 (2005).
• 3) M. Ajioka, K. Enomoto, K. Suzuki, and A. Yamaguchi, Bull. Chem. Soc. Jpn., 68, 2125 (1995).
• 4) Y. Koide, H. Ikake, Y. Muroga, and S. Shimizu, Polym. J., 45, 645 (2013).
• 5) A. Schindler and D. Harper, J. Polym. Sci., Polym. Chem. Ed., 17, 2593 (1979).

タイトルに関連する用語 (6件)： ステレオコンプレックス ,  ポリ乳酸 ,  シリカ ,  ナノハイブリッド ,  調製 ,  微細構造