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J-GLOBAL ID：201502297245918129   整理番号：15A0709232

時変動環境下におけるマルチユーザMassive MIMOヌル空間拡張法

Inter-user Interference Suppression with Null-Space Extension in Multiuser Massive MIMO for Time Varying Channel

著者 (6件)： 岩國辰彦 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  丸田一輝 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  太田厚 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  白戸裕史 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  新井拓人 (NTT アクセスサービスシステム研) ,  飯塚正孝 (NTT アクセスサービスシステム研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 115  号： 2(RCS2015 1-22)  ページ： 89-94  発行年： 2015年04月09日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 同一時間,同一周波数上に複数ユーザを多重することで周波数利用効率を向上するマルチユーザMIMOでは,チャネル時変動に起因するユーザ間干渉が大きな課題となっている。本稿では,特に5Gの高周波数帯スモールセルにおいて採用が有力視されているMassive MIMOを用いた新しいユーザ間干渉抑圧法として,ヌル空間拡張法を提案する。ヌル空間拡張法は,Massive MIMOにおいて一般的に利得獲得に使用される高次基地局アンテナ自由度の一部を,ユーザ間干渉抑圧のための追加のヌル形成に転用する。これによりプリコーディングウエイトが形成するヌル空間の次元を増加させ,チャネル時変動に起因するユーザ間干渉を抑圧することが可能となる。計算機シミュレーションにより時変動環境におけるヌル空間拡張法の特性を評価し,その大きな干渉抑圧効果を確認したので報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： 経時変化 ,  *MIMOシステム ,  干渉 ,  *ネットワーク ,  抑制 ,  周波数利用効率 ,  アンテナ ,  自由度 ,  符号化 ,  *干渉測定 ,  技術
準シソーラス用語： *ヌル干渉 ,  プリコーディング ,  *マルチユーザーMIMO ,  マルチユーザ間干渉 ,  拡張法 ,  干渉抑圧 ,  基地局アンテナ ,  時間変動 ,  *大規模ネットワーク

分類 (2件)： 移動通信  (ND08030H) ,  雑音理論  (ND04020U)

引用文献 (16件)：

• NTTドコモ,"ドコモ5Gホワイトペーパー,"Sep.2014.
• 岸山祥久,柿島佑一,ベンジャブールアナス,中村武宏,"将来無線アクセスにおける 3D/Massive MIMO技術,"2013信学ソ大,no.BP-1-7, pp.SS-15-16, Sep.2013.
• 須山聡,シンキユン,小原辰徳,角誠,中島光雅,奥村幸彦,"高周波数帯を用いた超高速Massive MIMO伝送の基本特性",信学技報,vol.113, no.456, pp.253-258, RCS2013-348, Mar.2014.
• E. G. Larsson, O. Edfors, F. Tufvesson, and T. L. Marzetta, "Massive MIMO for Next Generation Wireless Systems," IEEE Commun. Mag., vol.52, no.2, pp.186-195, Feb. 2014.
• 鷹取泰司,西森健太郎,"次世代高速無線アクセスシステムへの下りリンクマルチユーザMIMO技術の適用," 信学論(B),vol.J93-B, no.9, pp.1127-1139, Sep.2010.

タイトルに関連する用語 (5件)： 時 ,  環境 ,  マルチユーザ ,  MIMO ,  拡張法