特許
J-GLOBAL ID:201503002273947260
B型肝炎突然変異ウイルス感染の予防又は治療用抗体組成物
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (4件):
森田 憲一
, 山口 健次郎
, 長山 弘典
, 尾崎 祐朗
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-521540
公開番号(公開出願番号):特表2015-527317
出願日: 2013年07月08日
公開日(公表日): 2015年09月17日
要約:
本発明は、B型肝炎突然変異ウイルス感染の予防又は治療用抗体組成物に関する。本発明に係る抗体は、B型肝炎ウイルス(HBV)のHBsAgに結合してB型肝炎ウイルスを中和する抗体であり、本発明に係る抗体の表面抗原結合部位がウイルス複製に非常に重要な役割をする部位であることを既に確認しており、この部分に変異が起こる場合、ウイルス複製が著しく阻害されることから、少なくともHBVウイルスがこの部位には変異を誘発させることができない。したがって、本発明では、従来のウイルス複製抑制剤により生成されたYMDD耐性B型肝炎ウイルス又は血漿由来HBIG(hepatitis B immunoglobulin)が結合することのできないHBV表面抗原のG145R突然変異に本発明に係る抗体が結合することを患者由来ウイルスを介して確認し、B型肝炎ウイルスの唯一の動物モデルであるチンパンジーを利用して本発明に係る抗体のin vivo効能を確認した。結果、野生型のB型肝炎ウイルスではあるが、in vivoモデルにおいて中和効能を有していることを確認した。これにより、本発明の抗体は、野生型のB型肝炎ウイルスだけでなく、B型肝炎ウイルスのポリメラーゼ内のYMDD変異型と表面抗原のG145R回避型及び多数の患者から由来した変異型に対しても全て結合能を有していることを確認することができ、B型肝炎野生型ウイルスだけでなく、突然変異型ウイルスの感染に対する予防又は治療にも効果的に使用することができる。
請求項(抜粋):
配列番号1〜5から選択されるいずれか一つのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH);と、
配列番号6〜10から選択されるいずれか一つのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL);とを含む抗体を有効成分として含む、
HBV表面抗原(HBsAg)のG145R突然変異又はHBV DNAポリメラーゼのYMDD突然変異があるHBVの感染に対する予防又は治療用抗体組成物。
IPC (9件):
A61K 39/395
, A61K 45/00
, A61K 38/21
, A61K 48/00
, A61K 31/713
, A61P 31/20
, A61P 43/00
, C07K 16/08
, C12P 21/08
FI (11件):
A61K39/395 S
, A61K45/00
, A61K37/66 G
, A61K48/00
, A61K31/713
, A61K39/395 D
, A61P31/20
, A61P43/00 111
, A61P43/00 121
, C07K16/08
, C12P21/08
Fターム (53件):
4B064AG27
, 4B064CA19
, 4B064CC24
, 4B064DA05
, 4C084AA02
, 4C084AA13
, 4C084AA19
, 4C084BA44
, 4C084DA21
, 4C084MA13
, 4C084MA16
, 4C084MA22
, 4C084MA23
, 4C084MA35
, 4C084MA37
, 4C084MA43
, 4C084MA66
, 4C084NA05
, 4C084ZB332
, 4C084ZC202
, 4C085AA13
, 4C085AA14
, 4C085AA16
, 4C085CC08
, 4C085CC23
, 4C085EE01
, 4C085EE03
, 4C085EE05
, 4C085GG01
, 4C086AA01
, 4C086EA16
, 4C086MA02
, 4C086MA03
, 4C086MA04
, 4C086MA05
, 4C086MA13
, 4C086MA16
, 4C086MA22
, 4C086MA23
, 4C086MA35
, 4C086MA37
, 4C086MA43
, 4C086MA66
, 4C086NA05
, 4C086ZB33
, 4H045AA11
, 4H045AA20
, 4H045AA30
, 4H045BA10
, 4H045CA40
, 4H045DA76
, 4H045EA29
, 4H045FA74
引用特許:
引用文献:
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