特許
J-GLOBAL ID:201503010739813319
皮膚感覚の評価装置、および皮膚感覚の評価方法
発明者:
,
,
,
出願人/特許権者:
,
,
,
代理人 (1件):
森本 聡
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-082754
公開番号(公開出願番号):特開2015-163210
出願日: 2015年04月14日
公開日(公表日): 2015年09月10日
要約:
【課題】人体皮膚の感覚閾値を簡便にしかも高い再現性で測定して末梢神経障害を評価するための装置を提供する。【解決手段】動刺激を与えるプローブ4と、プローブ4を移動操作するプローブ駆動構造3を備えている。さらに、移動刺激を認識した被験者によって操作される入力スイッチと、プローブ駆動構造3の駆動状態を制御する駆動制御部と、測定された感覚閾値を評価する主制御部とを備えている。主制御部には人体皮膚に移動刺激を与えたときの既知の感覚閾値の基準データと、患者の年代の違いに基づく感覚閾値の標準値から算出された年齢補正係数とが予め記憶させてある。駆動制御部は、基準データと年齢補正係数とを用いてプローブ駆動構造3の駆動状態を制御して1次刺激付与状態を実行する。さらに2次刺激付与状態と、3次刺激付与状態とを順次行って感覚閾値を測定する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
皮膚感覚閾値を測定する測定装置(A)と、測定装置(A)の測定結果から感覚閾値を特定し、さらに、特定された感覚閾値から神経障害の有無、あるいは神経障害の進行状況などを評価する主制御部(B)とを備えており、
測定装置(A)は、人体皮膚に移動刺激を与えるプローブ(4)と、プローブ(4)を移動操作するプローブ駆動構造(3)と、移動刺激を認識した被験者によって操作される入力スイッチ(5)と、プローブ駆動構造(3)の駆動状態を制御する駆動制御部(51)とを備えており、
主制御部(B)には、患者群の人体皮膚に移動刺激を与えたときの既知の感覚閾値の基準データと、患者の年代の違いに基づく感覚閾値の標準値から算出された年齢補正係数とが予め記憶させてあり、
駆動制御部(51)は、前記基準データと年齢補正係数とを用いてプローブ駆動構造(3)の駆動状態を制御して、1次刺激付与状態と、2次刺激付与状態と、3次刺激付与状態とを順次行って感覚閾値を測定するように構成されており、
1次刺激付与状態においては、プローブ(4)による移動刺激の変化幅を大きくして大まかな感覚閾値を仮設定しており、
2次刺激付与状態においては、仮設定された大まかな感覚閾値を基準値にして、変化幅が小さな移動刺激を付与して感覚閾値を測定しており、
3次刺激付与状態においては、2次刺激付与状態において被験者の刺激反応がなかった場合に、1次刺激付与状態で仮設定した感覚閾値に対応する移動刺激より大きな移動刺激を付与して感覚閾値を測定しており、
主制御部(B)が、測定された感覚閾値と前記既知の基準データとを比較評価して、神経障害の有無と、神経障害の程度を自動的に判定することを特徴とする皮膚感覚の評価装置。
IPC (1件):
FI (1件):
前のページに戻る