特許
J-GLOBAL ID:201503010928929034

荷電粒子ビーム輸送系及び粒子線治療装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 大岩 増雄 ,  竹中 岑生 ,  村上 啓吾 ,  吉澤 憲治
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-516579
特許番号:特許第5748912号
出願日: 2012年05月24日
請求項(抜粋):
【請求項1】 加速器から出射された荷電粒子ビームが、前記加速器の出射位置における前記荷電粒子ビームの進行方向に垂直な面内で、前記加速器の周回軌道面内の方向をx方向、前記荷電粒子ビームの進行方向に垂直な面内で前記x方向と直交する方向をy方向とした場合、前記x方向のエミッタンスと前記y方向のエミッタンスが異なる荷電粒子ビームであり、アイソセンタを中心に回転可能な回転ガントリに搭載された粒子線照射装置に前記荷電粒子ビームを輸送する荷電粒子ビーム輸送系であって、 前記回転ガントリに搭載されると共に、前記回転ガントリのガントリ回転軸の周りを回転する回転偏向部と、前記加速器から前記回転偏向部までの固定輸送部と、を備え、 前記回転偏向部は複数の偏向電磁石を有し、 前記固定輸送部は複数の四極電磁石を有し、 前記ガントリ回転軸方向から見た場合において、前記粒子線照射装置のビーム中心線と、前記回転偏向部の入口における前記荷電粒子ビームの前記y方向の軸との角度をガントリ角度とし、 前記加速器の出射位置における前記x方向のエミッタンスと前記y方向のエミッタンスとが分離されてそれぞれのエミッタンスが保たれるように前記荷電粒子ビームが輸送される前記回転ガントリの角度をガントリ基準角度とし、 前記ガントリ角度が前記ガントリ基準角度である場合に、前記荷電粒子ビームの位相空間分布における位相が前記回転偏向部の入口から前記アイソセンタまで進む変化分を第1の位相進みとし、 前記ガントリ角度が前記ガントリ基準角度から90°回転した角度である場合に、前記荷電粒子ビームの前記位相空間分布における位相が前記回転偏向部の入口から前記アイソセンタまで進む変化分を第2の位相進みとし、 前記固定輸送部は、前記四極電磁石の励磁量を制御することにより、前記回転偏向部の入口における前記荷電粒子ビームの前記位相空間分布の位相が、前記第1の位相進み及び前記第2の位相進みの平均値に基づいた演算を基に決定された位相となるようにしたことを特徴とする荷電粒子ビーム輸送系。
IPC (5件):
G21K 1/093 ( 200 6.01) ,  H05H 7/10 ( 200 6.01) ,  A61N 5/10 ( 200 6.01) ,  H05H 7/04 ( 200 6.01) ,  G21K 5/04 ( 200 6.01)
FI (6件):
G21K 1/093 F ,  H05H 7/10 ,  A61N 5/10 H ,  G21K 1/093 D ,  H05H 7/04 ,  G21K 5/04 A
引用特許:
出願人引用 (6件)
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