特許
J-GLOBAL ID:201503034622866662

複座弁の座を洗浄するための方法、およびこの方法を実行するための複座弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 三彦
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-555082
公開番号(公開出願番号):特表2015-505600
出願日: 2012年04月25日
公開日(公表日): 2015年02月23日
要約:
本発明は、複座弁(1)の座を洗浄するための方法、及び、たとえ排出穴の断面の表面が複座弁へと接続されうる最大の管路の断面の表面よりも小さくても、座洗浄流が漏れ空洞への流入及び漏れ空洞からの流出においてできる限り渦を生じることなく案内されるように保証され、座領域への圧力上昇を引き起こす直接衝突が確実に回避される方法を実行するための複座弁(1)に関する。これは、第1の座洗浄流(R1)が、凹所(4b)の外部に位置する第2の閉鎖部材(4)の前側かつ径方向内側の端部(4e)において第2の閉鎖部材(4)から去るまで、そらし面(4d)によって第1の閉鎖部材(3)へと径方向内側かつ軸方向に駆り立てられることによって技術的に達成される。この方法を実行するための複座弁(1)は、そらし面(4d)が、周壁(4c)によって定められてはいない凹所(4b)の残りの領域の全体を境界付け、第1の閉鎖部材(3)に面する第2の閉鎖部材(4)の前側かつ径方向内側の端部(4e)において第2の閉鎖部材(4)から開いており、第2の閉鎖部材(4)の前面が、凹所(4b)の外側に位置していることを特徴とする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
直列に配置されてお互いに対して可動である2つの閉鎖部材(3、4)を有している複座弁(1)であって、 前記2つの閉鎖部材(3、4)が、当該複座弁(1)が閉位置にあるときに弁ハウジング(10)の1つの弁ハウジング部分(1a;1b)からもう1つの弁ハウジング部分(1b;1a)への流体の溢れ出しを防止するとともに、閉位置および開位置の両方において互いの間に漏れ空洞(5)を定めており、前記漏れ空洞(5)は、排出穴(3d)を介して当該複座弁(1)の周囲の領域につながり、前記排出穴(3d)は、前記第1の閉鎖部材(3)上に設計された管シャフトによって境界付けられ、前記弁ハウジング(10)の外へと導き出されており、 押しピストンとして設計された前記第1の閉鎖部材(3)が、閉位置において、前記弁ハウジング部分(1a、1b)を互いに接続しかつ第1の座(2a)を形成している接続開口(2c)にシールの様相で受け入れられ、開放運動の過程において第2の座(2b)に割り当てられている前記第2の閉鎖部材(4)にシールの様相で当接し、さらなる開放運動の際に前記第2の閉鎖部材(4)も開位置(H)へと移動し、 前記閉鎖部材(3、4)が、それぞれの座(2a、2b)を洗浄する目的のための座洗浄位置へとすき間幅を開くようにそれぞれの部分行程(T1、T2)にて互いに別個独立に移動することができ、 前記それぞれの座洗浄位置において生成される座洗浄流(R1、R2)が、前記漏れ空間(5)へと進入する前に、該当の閉鎖部材(3、4)の漏れ空間側に配置されたリストリクタすき間(D1、D2)における制限に直面し、 前記第1の閉鎖部材(4)によって生成される前記第1の座洗浄流(R1)が、前記第2の閉鎖部材(4)の凹所(4b)の径方向外側部分に設計された回転対称なそらし面(4d)において前記排出穴(3d)へと案内される段差のない偏向に直面する、複座弁について、 該複座弁の座を洗浄するための方法であって、 前記第1の座洗浄流(R1)が、前記凹所(4b)の外部に位置する前記第2の閉鎖部材(4)の前側かつ径方向内側の端部(4e)において前記第2の閉鎖部材(4)から去るまで、前記そらし面(4d)によって前記第1の閉鎖部材(3)へと径方向内側かつ軸方向に駆り立てられることを特徴とする方法。
IPC (1件):
F16K 1/44
FI (1件):
F16K1/44 B
Fターム (7件):
3H052AA01 ,  3H052BA03 ,  3H052BA35 ,  3H052CA01 ,  3H052CA12 ,  3H052CA23 ,  3H052CD06
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 複座弁
    公報種別:公表公報   出願番号:特願2008-539266   出願人:トゥヘンハーゲンゲーエムベーハー
  • 弁座洗浄可能な複座弁
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平10-540047   出願人:トゥヘンハーゲンゲーエムベーハー

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