特許
J-GLOBAL ID:201503061067964880

ピーク低減装置およびピーク低減方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-123167
公開番号(公開出願番号):特開2014-241510
出願日: 2013年06月11日
公開日(公表日): 2014年12月25日
要約:
【課題】複数の送信系統の信号を合成するMISOおよびMIMO方式のマルチキャリア伝送システムにおいて、発生する瞬時ピークを低減する処理に際し、情報キャリアへの干渉と帯域外漏洩電力をそれぞれサブキャリア単位で高精度に制限することができ、ビット誤り率の増加とスペクトルマスクの逸脱を同時に避けることが可能なピーク低減装置を提供する。【解決手段】ARIB STD-B33で規定されているACキャリアのようなピーク低減用に割り当て可能な予備キャリアを送信全系統で同じ配置とし、それにより共通のピーク低減処理を実行可能とする。さらに、位相回転処理を施された各系統の信号の合成結果に対して、再度ピーク低減処理を施す。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
M系統(Mは自然数)の送信アンテナを有するMISO(Multiple Input Single Output)またはMIMO(Multiple Input Multiple Output)通信システムで、送信側で予めN系統(Nは自然数で且つN≦M)の信号を合成して送信するマルチキャリア伝送装置のピーク低減装置において、 ピーク低減信号を割り当てる予備キャリアを送信各系統で共通配置し、各系統においてOFDM変調部でマッピングされた周波数領域信号を時間領域信号に変換する第1のIFFT部と、 前記第1のIFFT部で変換された時間領域信号を記憶するメモリと、 前記第1のIFFT部で変換された時間領域信号に対して所定のしきい値以上のピーク値を検出するピーク検出部と、 前記ピーク検出部でのピーク検出結果を基にピーク値を低減する時間領域の信号を生成し、当該時間領域の信号に基づいて予備キャリアへの適用比重を高くした周波数領域のピーク低減信号を生成するピーク低減信号生成部と、 前記ピーク低減信号生成部で生成された周波数領域のピーク低減信号を時間領域に変換する第2のIFFT部と、 前記メモリに記憶した時間領域信号と前記第2のIFFT部から入力された時間領域のピーク低減信号を加算してピークを低減する第1の加算部と、 上記一連の処理を反復処理することで反復回数を増すごとにピークを徐々に低減させる第1のピーク低減手段と、 前記第1のピーク低減手段により得られた時間領域信号に対して位相回転する位相回転部と、 前記位相回転部で位相回転されたN系統の信号を合成する第2の加算部と、 前記第2の加算部で合成された合成信号について第1のピーク低減手段と同様のピーク低減を施す第2のピーク低減手段と、 を備えることを特徴とするピーク低減装置。
IPC (2件):
H04J 99/00 ,  H04J 11/00
FI (2件):
H04J15/00 ,  H04J11/00 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)

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