文献

J-GLOBAL ID：201602000283738946   整理番号：69A0345972

乳酸菌との凝集よりみた清酒酵母の特徴

著者 (3件)： 百瀬洋夫 (醸試) ,  三宅正太郎 (醸試) ,  外池良三 (醸試)
資料名： 日本醸造協会雑誌  (Journal of the Brewing Society of Japan)
巻： 64  号： 8  ページ： 749-750  発行年： 1969年 
JST資料番号： F0481A  ISSN： 0369-416X  CODEN： NIJKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： 乳酸菌と酵母との凝集性からみてSaccharomyces cerevisiaeに属する培養酵母のうち清酒酵母とよぼれる群は特異的である.(1)pH3.0において清酒酵母はLactobacillus plantarum B-74と凝集し,L.casei B-83とは凝集しないが,アルコール酵母,ぶどう酒酵母,ビール酵母,パン酵母は同じ条件でB-83と凝集し,B-74とは凝集しない.(2)乳酸菌と酵母との凝集は静電的な力によるもので清酒酵母のみpH3.5~4.0に等電点を有する特異な細胞表面の帯電状態をもっている:参4

引用文献 (4件)：

• 1) 百瀬洋夫, 岡崎直人, 外池良三: 酎協, 63, 686 (1968)
• 2) H. MOMOSE, K. IWANO and R. TONOIKE: j. Gen. App Microbiol., 15, 19 (1969)
• 3) 外池良三, 百瀬洋夫, 久富鉄也, 阿久津富郎: 醸協, 58, 647 (1963)
• 4) 角野一成, 川瀬治, 谷喜雄, 福井三郎: 醗工, 44, 594 (1966)

タイトルに関連する用語 (3件)： 乳酸菌 ,  凝集 ,  清酒酵母