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J-GLOBAL ID：201602001289036222   整理番号：72A0384872

魚類に対する農薬の影響I 二,三の有機りん製剤によるコイの血液および肝臓成分の変化

著者 (1件)： 坂口宏海 (兵庫水産試)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 38  号： 6  ページ： 555-560  発行年： 1972年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： 低濃度の有機りん製剤溶液中でコイを2日間飼育した後,血清の酵素活性と血清,肝臓の化学成分を調べた.いずれの農薬で処理した魚でも血清のGOT,GPT活性の上昇とChE活性の低下がみられた.アミラーゼ活性は変化しなかった.血清グルコースは増加し,トリグリセリドは減少した.コレステリンはトリグリセリドと似た変化を示したが,その変動幅は狭かった.O,O-ジメチル2,2,2-トリクロルーオキシェチルホスフェート(DDVP)処理魚の肝臓グリコーゲンは各濃度区とも減少したが,脂肪量は1ppm区で増加,5および10ppm区で減少した:参26

引用文献 (26件)：

• 1) 石原忠・保田正夫・田村修:長大水産学部研究報告, 24, 65-78 (1967).
• 2) 横手元義・木村関男・町田喜弘:日本水産学会年会講演 (1969).
• 3) 佐々木匡秀:臨床病理, 12, 434-437 (1964)
• 4) M. J. FLETCHER: Clin. Chim. Acta, 22, 393-397 (1968).
• 5) H. L. ROSENTHAL, M. L. PFLUKE, and S. BUSCAGLIA: J. Lab. and Clin. Med., 50, 318-322 (1957).

タイトルに関連する用語 (7件)： 魚類 ,  農薬 ,  りん ,  製剤 ,  コイ ,  血液 ,  肝臓