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J-GLOBAL ID:201602002869515086   整理番号:73A0390719

し尿処理 IV し尿中におけるBOD成分としての揮発性脂肪酸の消長

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資料名:
巻: 19  号:ページ: 239-246  発行年: 1973年 
JST資料番号: S0030A  ISSN: 0013-273X  CODEN: ESKGA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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上記を検討するため,検体処理法およびGC分析法を検討した.検体処理法としては水蒸気蒸留法がよく,これによって得た試料を,FFAPをChamelite CSにコーティングしたものを充てん剤とし,trans-クロトン酸を内部標準物質としてGC分析すれば良好な結果を得ることを認めた.この方法に基いて,検体中の構成脂肪酸を定量し,処理過程における消長を検討した.またBODの変化との関係を追求した.新鮮し尿中の揮発性脂肪酸量は6,700ppmでその主体は酢酸,プロピオン酸および酪酸であった.19日後には46,000ppmに増加し,酢酸が80%を占めた.投入そうおよび放流水からの各検体中からC2~C6酸を検出した.し尿処理施設の各処理過程による揮発性脂肪酸の減少は,BODの減少割合と同様の傾向を示し,いずれの処理方式においても,その処理過程で酢酸の占める割含が増加し,放流水中では酢酸が大部分を占めていた.
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