抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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上記を検討するため,検体処理法およびGC分析法を検討した.検体処理法としては水蒸気蒸留法がよく,これによって得た試料を,FFAPをChamelite CSにコーティングしたものを充てん剤とし,trans-クロトン酸を内部標準物質としてGC分析すれば良好な結果を得ることを認めた.この方法に基いて,検体中の構成脂肪酸を定量し,処理過程における消長を検討した.またBODの変化との関係を追求した.新鮮し尿中の揮発性脂肪酸量は6,700ppmでその主体は酢酸,プロピオン酸および酪酸であった.19日後には46,000ppmに増加し,酢酸が80%を占めた.投入そうおよび放流水からの各検体中からC
2~C
6酸を検出した.し尿処理施設の各処理過程による揮発性脂肪酸の減少は,BODの減少割合と同様の傾向を示し,いずれの処理方式においても,その処理過程で酢酸の占める割含が増加し,放流水中では酢酸が大部分を占めていた.