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J-GLOBAL ID:201602003822027772   整理番号:73A0301908

鉱床母岩の熱水変質に関する研究 II 水酸化ナトリウム溶液による中新世凝灰岩類の人工熱水変質,とくに方沸石化作用について

Artificial hydrothermal alteration of Miocene tuffs in sodium hydroxide solution at200°C and20kg/cm2.with special reference to analcimization(hydrothermal studies on the wall-rock alteration-2-).
著者 (3件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 161-169  発行年: 1973年 
JST資料番号: F0509A  ISSN: 0021-4825  CODEN: GKKGA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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流紋岩質凝灰岩(台島層上部)および緑色凝灰岩(同層下部)を出発物質とし,水酸化ナトリウム溶液(1N)中,200°C,20kg/cm2の熱水条件で実験を試みた結果,変質産物として方沸石が生成した。X線反射強度から判断すれば,流紋岩質凝灰岩よりも緑色凝灰岩が方沸石化作用に対して数段敏感である。原岩の緑色凝灰岩と方沸石化変質産物の化学組成を検討すれば,SiO2の溶脱が特徴的で,これと相対的にAl2O3,Fe2O3,H20(+)およびNa2Oなどの諸成分がそれぞれ増加する。黒鉱式鉱床分布地域における方沸石化帯は本実験結果に示されるように,Naイオンを多量に含んだ溶液と凝灰岩類との反応によって生成したものと推察することができ,この場合の熱源は海底火山ないし海底噴気作用に求めることが可能であろう
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引用文献 (15件):

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