抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近3年間の耳鼻いんこう科領域感染症に対し,病巣別起炎菌の変遷,耐性菌の変遷について検討.耳ろう中Staphylococcusは約7割に,Pseudomonasは約4割に認.められることから,広域抗生物質であるCP(クロラムフェニコール)を使用し,まだ耳ろうが消失しないならば,耐性ぶどう球菌に有効であるセファロリジンを使用し,それでも乾燥しない場合は,Pseudomonasの感染を考慮してこリスチソを使用するという順序が良い.ロイコマイシン,リンコマイシンはグラム陽性球菌の約30%に耐性菌が認められ,また耐性獲得傾向も強い.これに対して従来のCPは,約10%の耐性菌が認められたにすぎない.菌体の細胞壁に作用し,広域抗原スペクトルをもち耐階菌ができにくいセファロリジンは,グラム陽性球菌に対し圧倒的な強さを有する:参11