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J-GLOBAL ID:201602004095346947   整理番号:71A0381735

耳鼻いんこう科領域感染症における病巣と細菌そうと薬剤感受性との関係

著者 (3件):
資料名:
巻: 63  号: 12  ページ: 1123-1127  発行年: 1970年 
JST資料番号: G0710A  ISSN: 0032-6313  CODEN: JIBIA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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最近3年間の耳鼻いんこう科領域感染症に対し,病巣別起炎菌の変遷,耐性菌の変遷について検討.耳ろう中Staphylococcusは約7割に,Pseudomonasは約4割に認.められることから,広域抗生物質であるCP(クロラムフェニコール)を使用し,まだ耳ろうが消失しないならば,耐性ぶどう球菌に有効であるセファロリジンを使用し,それでも乾燥しない場合は,Pseudomonasの感染を考慮してこリスチソを使用するという順序が良い.ロイコマイシン,リンコマイシンはグラム陽性球菌の約30%に耐性菌が認められ,また耐性獲得傾向も強い.これに対して従来のCPは,約10%の耐性菌が認められたにすぎない.菌体の細胞壁に作用し,広域抗原スペクトルをもち耐階菌ができにくいセファロリジンは,グラム陽性球菌に対し圧倒的な強さを有する:参11
引用文献 (11件):
  • 1) グラム陰性桿菌感染研究会, グラム陰性桿菌の薬剤耐性の研究 (2) Chemotherapy 17: 42, 1969.
  • 2) 山本馨, 他: 慢性中耳炎の耳漏より検出される菌の種類とその薬剤感受性, 耳喉 39: 11, 1967.
  • 3) 加藤純彦, 加賀谷禎祐: 最近5年間の耳漏中細菌の細菌学的検査成績とポリミキシンB耳浴の効果. 耳鼻臨床 61: 54, 1968.
  • 4) 岩沢武彦: 最近の抗生物質研究開発の動向, 耳喉 41: 7; 525, 1969.
  • 5) 平野英之助: 慢性穿孔性中耳炎患者の耳漏中に証明される「グラム陽性菌ならびに陰性菌」の諸種抗生物質および化学療法剤に対する感受性, 耳展 9: 37, 1966.
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